2022年3月24日(木)
大変お世話になりました!

今年度末で3名の教職員が転出することとなりました。詳細は別紙をご覧ください。これまで地域の皆様,保護者の皆様から様々な場面でご協力いただきながら,各自が自分の職責を全うすることができました。転出職員を代表いたしまして,心より感謝申し上げます。また,Web日記を3年間ご愛読いただきましてありがとうございました。重ねて感謝いたします。

2022年3月18日(金)
卒業生に贈る言葉(抜粋)

6年生の皆さん。皆さんとは3年間,ご縁がありました。4年生時代から現在まで,皆さんとの思い出はたくさんあります。

始業式で,全校児童に呼び掛けた「チャンス,チャレンジ,チェンジ!」に即反応したのが4年生でした。4月の1か月間で49枚の「感動チャレンジ認定証」を発行しましたが,そのうちの28枚が,4年生でした。赴任して早々に感じた皆さんの素直さと行動力を嬉しく思いました。11月のにじ色ランドでは,皆さんは演劇とコントを頑張りましたね。単なるお笑い好きに過ぎない私を頼って「校長先生,指導してください」と訪ねてくれたことも,照れ臭かったけど嬉しかったです。「タマネギ太朗」「魚クイズ」「プリン山」それぞれ忘れません。

最高学年となった今年1年間は,どの場面でも全校児童のお手本となる活躍ぶりでした。運動会では,昨年に引き続きコロナ禍という制限された状況にもかかわらず,昨年度の6年生の応援様式を継承し,更に発展させました。運動会が始まる直前に,赤白の区別なく組まれた応援団の円陣には「6年生が協力していい運動会を創るぞ!」という意思がはっきり表れていました。「応援パフォーマンス」で,全校児童が披露したきびきびと統一した動きは,6年生のリードの賜物です。

修学旅行では,コロナ禍で約1か月延期されたにもかかわらず,皆さんは「心得4箇条」を目指す姿に設定し,自主的・自律的に過ごしました。自分たちで考え,臨機応変に行動する姿や仲間を思い,気遣って行動する姿が随所で見られました。1日の終わりの室長会では,「助け合い」「場に即して」「感謝」「挨拶」という4観点に沿った自己評価がほぼ全員◎で,△の人が一人もいなかったという報告を聞き,大変感動しました。

いま語ったのはほんの一部です。思い出は尽きません。皆さんと一緒に過ごした3年間は,私にとって宝物です。素直で,優しくて,行動力のある皆さんは,私の誇りです。そんな皆さんに,最後に私から,はなむけの言葉を贈ります。

「正義とは相手を倒すことではない。ひもじい思いをしている人に,パンの一切れを差し出す行為を正義と呼びます。」

これは「アンパンマン」の作者 やなせたかし さんの言葉です。日中戦争に兵士として参加し,生涯「戦争反対!」を明確に訴え,自らの主張を「アンパンマン」という作品を通して表現し続けた やなせさんの言葉を,いまを生きる皆さんに贈ります。これから進むそれぞれの道で,どうか各自が,やなせさんが定義する「正義」を発揮していってほしいと,心から願います。そして,いまよりももっと明るく楽しい未来を,みんなの手で築いていきましょう。皆さん,自信をもって前へ!1人1人のさらなる成長と活躍を心から祈念して,私の式辞といたします。   令和4年3月18日  新潟市立両川小学校長 中村雅芳

2022年3月17日(木)
令和3年度が終わりました!

3月17日(木)朝,令和3年度後期終業式を行いました。1年間を終えるいまの気持ちを2年生 上田陽真里さん,4年生 北上なのはさん,6年生 熊倉陽香さんが,全校児童を代表してそれぞれ堂々と正直に発表しました。どれも自分を客観的に評価し,次への目標を含むものでした。

瀬沼久美子生活指導主任からは,恒例の折り句で,春休みの生活のポイントが示されました。

は やね早起き生活リズム
る ーるを守って生活
や ろう!学年の復習
す すめよう4月の準備
み んな笑顔で過ごしましょう

私からは子どもたちに,次のお話をしました。

6年生は明日,卒業式という大きな行事を残していますが,令和3年度を一緒に頑張ってきた全校のみんなで,一同に集まるのはこれで最後です。皆さん,今年1年間よく頑張りましたね。相変わらず新型コロナウイルスの怖さと隣り合わせの学校生活でしたが,1人1人が十分気をつけて,活動を工夫しながら,お友だちや先生方とよく協力し合いながら,十分な成果を上げてきたとを校長先生は本当に嬉しく思います。皆さん1人1人の成長が嬉しい。そして,両川小学校という学校全体が成長できたことが本当に嬉しい。ここで,お互いをたたえ合って大きな拍手をしましょう。

さて,そんな上り坂にある皆さんに,校長先生は2つのお話をします。
ひとつめは「目標を立てなさい」ということです。目標を立てて挑む人は,さらに自分を成長させることができます。目標を立てて挑む人は,必ず輝きます。目標は大きければ大きいほどいいというわけではありません。小さくてもいいんです。もちろん一人一人違っていいんです。いまの自分よりもちょっぴり背伸びした高さに目標を設定し,それに向かってチャレンジしていきましょう。そのための材料になるのが今日皆さんに配られる通知表です。できたことに注目するのではなく,できなかったこと,不十分だったことに注目しましょう。そこに,目標を決めるヒントがあります。

ふたつめは,3月の全校朝会に続いて絵本のお話です。先日は『泣いた赤鬼』を紹介しましたが,今日は『スーホの白い馬』です。皆さん,読んだことはありますか?読んだことのある人は手を上げてください。‥あれ?2年生以上は上がらないとおかしいんですが。忘れてしまった人のために,1年生のためにあらすじを紹介します。

モンゴルのある村で暮らすスーホは,ある日弱っている白い子馬を拾いました。スーホはその馬を可愛がり,兄弟のようになかよく暮らしました。しかし,腕試しに参加したレースで,白馬を気に入った王様に奪われてしまいます。体中に矢を受けて,力尽きながら帰ってきた白馬はスーホの腕の中で死んでしまいましたが,スーホはそのなきがらで馬頭琴という琴をつくり,大事にしました。

このお話から皆さんはどんなことを感じますか?王様の行動をどう思いますか?‥そうですよね。怒りと悲しみがわき上がってきますよね。力のある人が,自分の欲しいものを手に入れるために,暴力をふるう。気に入らなければ殺してしまう。こんなことは許されていいわけありません。どうか,いま感じた1人1人の思いや感覚をこれから先,大人になっても絶対に忘れないでほしい。『スーホの白い馬』を心の中にずっととどめておいてほしい。そう強く願います。

終業式終了後,6年生から在校生に,感謝の思いと次への決意を込めて合唱「旅立ちの日に」が贈られました。明日の卒業式では5年生にしか伝えられないため,今日のタイミングで披露されました。心のこもった素晴らしい歌声でした。いよいよ明日,6年生は旅立ちます。

2022年3月11日(金)
主体的に学び,深く考える体育授業

3月11日(金)4時間目に3年生で体育の研究授業を行いました。授業者は瀬沼久美子教諭で,今年度最後の研究授業となりました。単元は「マット運動」です。前転のポイントを体験的に見つけ,それを意識して何度も前転することで,運動技能の向上を図ることをねらいました。

子どもたちが主体的に何度も前転を繰り返すには工夫が必要です。瀬沼教諭は,①丘コース,②凸凹コース,③障害物コース,④坂コース,⑤細道コース と5つのコースを設定し,前転を飽きさせないようにしました。さらに,3年生は全員,レンジャーTシャツを着用し,前転後には「決めポーズ」でしめることを約束としました。また活動の途中には,よい見本をiPadで共有し,よい手の位置,頭の位置を子ども自身に発見させ,見通しをもたせて活動を続けました。

その結果,1時間中,夢中で前転を繰り返し,自分なりにコツをつかむ子どもたちの姿が見られました。うっすら汗ばんだ子どもたちの顔には,各自の自信が見て取れました。今年度のラストに相応しい研究授業でした。瀬沼久美子教諭,そして3年生の子どもたち,大変お疲れ様でした。来年度も,私たち教師集団は授業力を磨き,子どもたちと共に前進,成長してまいります。ご期待ください。

2022年3月11日(金)
気仙沼市立階上(はしがみ)中学校 卒業生代表 梶原裕太さんの言葉

3月11日(金),あれから11年の月日が流れました。奇しくも今日は11年前と同じ金曜日です。今日はみんなで犠牲になられた方々の御霊を悼み,祈りを捧げる日です。犠牲になられた多くの魂が,安らかであることを心よりお祈りいたします。そして,梶原裕太さんの答辞を読み返すことで,これからの自分の在り方や生き方について,決意を新たにしたいと思います。

本日は未曽有の大震災の傷も癒えないさなか,私たちのために卒業式を挙行していただき,ありがとうございます。ちょうど10日前の3月12日。春を思わせる暖かな日でした。私たちは,そのキラキラ光る日差しの中を,希望に胸を膨らませ,通い慣れたこの学舎を,57名揃って巣立つはずでした。前日の11日。一足早く渡された思い出のたくさん詰まったアルバムを開き,10数時間後の卒業式に思いを馳せた友もいたことでしょう。「東日本大震災」と名付けられる天変地異が起こるとも知らずに‥。

階上中学校といえば「防災教育」といわれ,内外から高く評価され,十分な訓練もしていた私たちでした。しかし,自然の猛威の前には,人間の力はあまりにも無力で,私たちから大切なものを容赦なく奪っていきました。天が与えた試練というには,むごすぎるものでした。つらくて,悔しくてたまりません。時計の針は14時46分を指したままです。でも時は確実に流れています。生かされた者として,顔を上げ,常に思いやりの心を持ち,強く,正しく,たくましく生きていかなければなりません。命の重さを知るには大きすぎる代償でした。しかし,苦境にあっても,天を恨まず,運命に耐え,助け合って生きていくことが,これからの私たちの使命です。私たちは今,それぞれの新しい人生の一歩を踏み出します。どこにいても,何をしていようとも,この地で,仲間と共有した時を忘れず,宝物として生きていきます。

後輩の皆さん,階上中学校で過ごす「あたりまえ」に思える日々や友達が,いかに貴重なものかを考え,いとおしんで過ごしてください。先生方,親身のご指導,ありがとうございました。先生方が,いかに私たちを思ってくださっていたか,今になってよく分かります。地域の皆さん,これまで様々なご支援をいただき,ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。お父さん,お母さん,家族の皆さん,これから私たちが歩んでいく姿を見守っていてください。必ず,よき社会人になります。私は,この階上中学校の生徒でいられたことを誇りに思います。最後に,本当に,本当に,ありがとうございました。  平成23年3月22日  第64回卒業生代表 梶原 裕太

2022年3月8日(火)
持続可能な世界をみんなで創造していこう!

3月8日(火)2時間目に,SDGsの実践家で,これまでに何度も当校に関わってくださっている古泉修行様よりご来校いただき,6年生に向けた最後の授業をしてもらいました。以下に,古泉様のメッセージを要約して示します。

みなさんは,1,2時間目の授業を通して,自分の周囲や自分が暮らしている環境を見直そうという視点をもち,これからの行動目標を「SDGsタグ」へと具体的に書くことができました。そして,自分で設定した目標を意識して,生活してきたことと思います。まず,それだけでも本当に素晴らしいことです。みなさんの素直さと行動力には心から敬服します。

実は,これまでSDGsの啓発活動をしてくる過程で,人々の様々な反応を経験してきました。「こんなこと私にはできない」「一人が取り組んで本当に世の中は変わるのか?」「SDGsなんて無理でしょ」などと,私にとって辛い反応もたくさん経験してきました。それなのに,みなさんはまるで違いました。みなさんの素直な心と行動力は,私には本当に嬉しかったです。ありがとうございました。

4月から中学生となって,だんだん大人へと成長を遂げていくみなさんに,私からさらなる期待感を述べます。どうか徐々に,自分の世界を広げていってください。「斬新な発想」で,世の中を変える人になっていってください。なぜならば,少し前までは夢物語だったことが,発想次第で実現可能な世の中にどんどん変化していっているからです。

例えば具体的に,ワルカ・タワーという装置が発明され,雨が降らない地域,安全な水が手に入らない地域の人々の生活を支えています。これは,環境に負荷をかけることがない,どこまでも持続可能な装置です。素晴らしい発明です。このワルカ・タワーのように,様々な学びから生み出される「斬新な発想と行動力」で,一緒に世の中を変えていきましょう。それは時に,自然な流れに抗うことになるかもしれません。しかしながらSDGsの目的でもある「人間が地球に住み続けることができるように」共に力を尽くしていきましょう。これからも何かあれば,気楽に声をかけてください。みなさんとどこかで再び会える日を楽しみにしています。

授業の最後には,6年生全員に「SDGsにまつわるオリジナルアクリルキーホルダー」がプレゼントされました。このキーホルダーは,SDGsの活動家を象徴するデザインというコンセプトで,古泉様自身が考案,製作されました。SDGsロゴの中央に描かれた青い鳥には「身近にありながら気がつかない幸福・希望」という意味が込められ,カラーは国連旗に寄せたそうです。改めて,古泉修行様の心の熱さに敬服すると共に,深く深く感謝申し上げます。当校の6年生のために,いままで本当にありがとうございました。子どもたちの心の中に,たくさんの希望と熱意の種がまかれました。

2022年3月2日(水)
新しい世界へ大きく羽ばたけ!

3月2日(水)両川中学校 第75回卒業式が,厳かに挙行されました。3年生15名が,立派に巣立っていきました。三林伸広校長から卒業生に台湾のデジタル大臣 オードリー・タンさんの言葉を引用して「コロナ後の社会は若者が創る。年長者に若者が教えを請う時代から,若者から年長者が教えを請う時代に必ず変化する。だから自信をもって自分で判断し,行動しなさい」という力強いメッセージが贈られました。卒業生代表の宮北さんからは,入学してからこれまでの気持ちの変化と,その折々でお世話になった全ての人への感謝と,未来を切り拓いていく強い決意が語られました。時折,感極まりながら語る姿が,参列者の胸を打ちました。卒業生の皆さん,おめでとうございます!さらに大きく大きく成長していって下さい。そして,明日・明後日の公立入試も頑張ってください!心から応援しています。

2022年3月1日(火)
残り1か月,一つ上の姿を目指そう!

3月1日(火)今年度も残り1か月となりました。今日の全校朝会は,感染防止の観点からZoomで行いました。私からのお話,3名(1年 豊岡千歩さん,5年 藤田愛椛さん,5年 渡辺倖大さん )の表彰,瀬沼久美子生活指導主任から「残り1か月をどう過ごせばいいか?」というお話,3部構成で進めました。私からのお話は,明日発行の「学校だより 16号」に掲載します。3年生と一緒になって撮影した瀬沼主任のメッセージを以下に紹介します。

3月は,今の学年のまとめの月です。学習のまとめはもちろん,生活や行動についても自分を振り返り,次の学年に向けてどんな姿で来年につなげたいかを考えてほしいと思います。一つ上を目指しためあてを立てて行動してみてほしいと思います。

3年生では「3年宣隊ふたかわレンジャー」として,4年生につなぐためのめあてを一人一人が立てました。(この後,一人一人が立てた目標フリップをもって決めポーズ!)今より少しでも一つ上を目指して行動し,「やったー!」と今の学年を終えることができるように,みんなもレンジャー活動スタートです。「みんなが笑顔」で今年度を締めくくり,新しい学年に「笑顔」でバトンをつなぎましょう。

2022年2月28日(月)
引き継がれた両川小学校の伝統

2月28日(月)13時50分より,専門委員会引継ぎ会を行いました。6年生総務委員長とふれ合い委員長から改組された5年生「企画委員長」へ,6年生放送委員長から5年生新委員長へ,6年生図書委員長から5年生新委員長へ,6年生健康委員長から5年生新委員長へ,それぞれしっかりとバトンが渡されました。

旧委員長からは,これまでの反省と今後への期待が述べられ,新委員長からは決意が述べられました。コロナ禍ゆえにできなかったことも多く,旧委員長からは悔しさがにじみましたが,それでも工夫して,新たな取組ができたことを誇る姿もありました。私からは,旧委員長たちへの労いの言葉と共に,伝統を引き継ぐ意味を新委員長に向けて話しました。

「伝統を引き継ぐとは『守る』ことと『破る』ことの両面があります。北海道日本ハムファイターズの新庄剛志 新監督のように,先人をリスペクトしつつも,自分なりに工夫して新たなチャレンジをしてほしいです。日本ハムは来期,きっとよい成績を収めることでしょう。5年生は新庄ビッグボスのように,失敗を恐れず,エネルギッシュにチャレンジしてください。5年生のリーダーシップを心から期待しています。」

2022年2月25日(金)
最高のフィナーレ!6年生ありがとう集会

2月25日(金)13時半より「6年生ありがとう集会フィナーレ」を実施しました。今日から5年生も登校可能となり,全学年揃っての集会となりました。とは言え,感染症対策のために各教室で分散して,フリースペースを発表舞台に見立てて,入れ替わり立ち替わりで進行しました。以下,私から子どもたちへの講評(お礼のメッセージ)です。素晴らしい時間でした。

2月7日(月)の「ありがとう作戦タイム」から始まった「6年生ありがとう週間」も,今日の「ありがとう集会フィナーレ」で無事,大団円を迎えました。
この間,新型コロナウイルスが両川小学校でも猛威をふるい,3,2,5年生と学級閉鎖が続いたために,不安になってしまった人も多かったと思います。感染防止対策を強化するために「ふれあわずに,ふれあうにはどうしたらいいか?」という無理難題をみなさんに課したり,今日も「一堂に会さない」という制限を加えたりしました。みなさんには,さぞかし不自由で,窮屈な思いをさせてしまったことでしょう。

しかしながら,そんな逆境の中でもみなさんは「6年生に感謝の思いを伝えたい!」という気持ちを弱めることなく,さまざまな工夫を講じて,今日まで逞しく進んできました。18日(金),21日(月)に行われた「6年生ありがとうタイム」も含め,どれも5年生・4年生が中心になって計画し,在校生をまとめながら,濃密で温かい時間を創り上げてきました。私はいま,この場に立ち,みんなの力強さ・優しさ・美しさを目の当たりにして,とっても感動しています。

今日も,一人一人が感謝の思いをしっかり伝えることができましたね。開会のあいさつ,かっこよかった!1年生のメダル授与,可愛らしかった!2年生の招待状授与,立派でした!3年生のレンジャークイズショー,面白かった!4年生の歌当て遊び,ドキドキハラハラしました!5年生のメッセージカード渡し,ウルウルしました!そして,6年生のお礼の舞,圧倒されました!会場や玄関に飾られた数々の装飾や,心のこもったメッセージ,そして大きくはじけたくす玉,最高に美しかったです!みんなみんな,最高でした!

このようにコロナ禍という逆境に負けず,自分たちで真剣に考え,精一杯準備をし,楽しそうに実行する姿に,みなさん一人一人が大きく成長していることを感じ,私はとても嬉しく思っています。

さて,6年生にとっては,残り15日間の小学校生活です。一日一日を大切にして,両川小学校112名で,心豊かな時間を共に過ごしていきましょう。そして,「卒業」という中学校への新たなスタートに向かって,しっかりと力をためていく時間にしてほしいと思います。

今日は素晴らしい時間を本当にありがとうございました。みなさんに感謝して,私のお話を終わります。

2022年2月22日(火)
家庭内での感染にご注意ください!

昨日の学校メールで配信したとおり,新型コロナウイルス感染にともなって,新潟市教育委員会の指導の下,学級閉鎖の措置をとることとしました。このたびで3回目となります。本日配付した文書をよくお読みください。

これまでの感染経路はいずれもはっきりしており,家庭内で感染が起こっています。学校内でクラスターが発生しているわけではありませんので,誤解のないようにお願いいたします。

学校ではこれまで通り,感染防止対策を徹底・強化して教育活動を進めてまいります。ご家庭でも,お子さんの体調をよく観察していただき,少しでも風邪症状が見られた場合は必ず受診し,医師の指示に従ってください。

その上で出席停止となる場合は,これまで通り「出席停止報告書」が必要となります。また「登校を再開してもよい」と医師や保健所が判断した場合は「療養解除届」が必要となります。どちらも,左のバナー「新型コロナウイルスの出席停止&療養解除用紙ダウンロード」をクリックしていただくと文書が表れますので,印刷し,ご活用ください。何卒ご理解,ご協力の程をお願いいたします。

2022年2月21日(月)
「ふれあわない」ふれあいタイム第2弾!

2月21日(月)13時10分から20分間,にじ色班12班ごとに「6年生ありがとうタイム第2弾」を行いました。2,3年生が学級閉鎖中という厳しい中でしたが,マスクは着けたまま,ディスタンスをしっかりとり,換気も十分でした。5年生はよく頑張って6年生と下級生をつなぎ,楽しさを創り出していました。

私が見た6班では,iPadで「イラスト伝言ゲーム」をしていました。元のイラストが最終的にどのように変化するのか?お題がきちんとゴールまで伝わるのか?ハラハラドキドキの20分間でした。大騒ぎはできませんが,静かな雰囲気の中で,子どもたち一人一人は笑顔でした。素晴らしかったです!

25日(金)の「6年生ありがとう集会」も感染防止対策をしっかりと講じながら,みんなで様々な工夫をしながら,目的達成を目指していきましょう!コロナになんか負けていられません。

2022年2月21日(月)
風邪症状がみられたら早めの受診を!

昨日の学校メールで配信したとおり,新型コロナウイルス感染にともなって,新潟市教育委員会の指導の下,学級閉鎖の措置をとることとしました。本日配付の文書を改めてお読みください。なお,25日(金)に「6年生ありがとう集会」を予定していますが,感染防止対策を強化し,感染状況を鑑みながら,実施方法を検討・工夫いたします。

保護者の皆様におかれましては,お家でのお子さんの体調をよく観察していただき,少しでも風邪症状が見られた場合は必ず受診し,医師の指示に従ってください。お子さんに風邪症状がなくても,同居家族に症状が見られたり,同居家族がPCR検査の結果待ちだったりする場合は,感染防止の観点から登校できません。このことについても,ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2022年2月18日(金)
6年生と「ふれあわない」ふれあいタイム

2月18日(金)13時10分から20分間,にじ色班12班ごとに「6年生ありがとうタイム」を行いました。オミクロン株の急拡大を受けて,5年生は企画段階から「ふれあわないようにしてふれあうにはどうしたらいいか?」という禅問答のような課題に取り組んできました。悩み抜いた末に「iPad絵伝言ゲーム」「新聞島ゲーム」「ダルマさんの一日」という,オリジナルのゲームをアレンジして,新しいゲームを創り出しました。

どのゲームでもディスタンスをしっかりとり,換気を十分にして,もちろんマスクは着けたままで,工夫して楽しんでいました。「6年生と遊べて楽しかった」とたくさんの笑顔が見られました。残念ながら3年生は学級閉鎖中で,厳しい状況下ではありましたが,それでも精一杯工夫して,6年生と「ふれあわないようにしてふれあう」子どもたちの姿に感動しました。

週明けの21日(月)には,2回目の「6年生ありがとうタイム」があります。今度は学級閉鎖を終えた3年生も参加予定です。みんなで協力し合って,また,楽しいひとときを過ごしましょう。

2022年2月17日(木)
基本的感染防止対策の徹底・強化を

本日,当校在籍の児童が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。ともなって,今後の措置について文書を作成し,お子さんを通じて全家庭に配付いたしました。学校は,基本的感染防止対策を一層強化し,教育活動を継続してまいります。ご精読いただき,ご理解,ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2022年2月17日(木)
感動の最終回!今年度最後の読み聞かせ

2月17日(木)8時半より,読み聞かせボランティアの佐藤尚子様,矢部優子様よりご来校いただき,今年度最後の読み聞かせをしていただきました。まん延防止等重点措置が発令中のため,外部からボランティアをお招きすることは本来はばかられるのですが,私のたっての希望を叶えていただき,別室からZoomで中継するという形で実施しました。

佐藤様が選んだ絵本は,フランソワーズ・セニョーボ 作/なかがわちひろ 訳『ありがとうの絵本』でした。主人公が朝起きてから一日をおくる中で,たくさんの人,動物,もの,ことに「ありがとう」という感謝の思いを次々に伝えていきます。最後のページにはこう書いてありました。「こんなに素敵なものを いっぱいくれた神様 ほんとにありがとう」

矢部様が選んだ絵本は,藤木ともひこ 文/村上康成 絵『おおきくなったらきみはなんになる?』でした。さまざまな仕事と,その仕事一つ一つがもつ意味や価値がどんどん紹介され,興味の翼が大きく広がっていきました。終末で,作者はこう語りかけます。「いろんなことをやっているうちに,好きなものを,見つけることがある。自分だけの,大切なものを見つけることがある。誰かが無理だって,言うかもしれない。でも,そんなの関係ない。君がやりたいことは,君が決めるんだ。君がやりたいことを,君がやるんだ。きっと,できる!」

この2冊の絵本を選び,優しく,力強く伝えてくださった佐藤様,矢部様の思いに胸が熱くなりました。6年生もしっかりとメッセージを受け取ったようです。お二人からの言葉を胸に刻んで,中学校でもさらに大きく成長してほしいと思います。最終回に相応しい読み聞かせの時間でした。

末筆となりますが,本日お越しいただいた佐藤尚子様,矢部優子様,ありがとうございました。そして,今年度読み聞かせボランティアを務めていただきました他3名,小出真寿美様,小菅知美様,佐々木隆子様にも改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

2022年2月16日(水)
子どもたち,前向きに頑張っていました!

2月16日(水)は,本来ならば今年度最後の「学習参観および学年懇談会(役員決め)」の予定でした。ところが,昨日緊急メールでお伝えしたとおり,子どもに新型コロナウイルス感染が確認されたため,子どもたちの安全を最優先に考え,急遽中止といたしました。お仕事のご都合をつけ,楽しみにしておられた保護者の皆様には,心よりお詫び申し上げます。同様に,楽しみにしていた子どもたちも多く,残念だという声も聞かれましたが,どの学級でも前向きに気持ちを切り替えて,級友に向かって堂々と発表する姿がありました。そんな子どもたちの姿に,とても感動しました。どうかお家でも,今日発表予定だった内容をお子さんから直接聞いて,褒めてあげてください。なお,緊急メールで通知した通り,新年度のPTA役員につきましては,4月の学習参観・懇談会の折りに決めさせていただきます。どうか今のうちからお考えいただき,できれば前向きに立候補していただけると大変助かります。よろしくお願いします。

2022年2月10日(木)
やむを得ず登校できない児童への学習支援

本日,標記のことについてお子さんを通じて文書を配付しました。オミクロン株の大流行が収まってくれることを願うばかりですが,いざという場合,子どもたちの学習権を保障し,教育活動を止めないために当校が出来うる学習支援策です。ご精読いただき,一層のご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。年度末となり,ゴールが見えてきた今,子どもたちとともに感動のフィナーレを目指してまいります。変わらぬご支援をお願いいたします。

2022年2月7日(月)
6年生に感謝の気持ちをどう伝えるか?

2月7日(月)昼休みから「6年生ありがとう作戦タイム」が始まりました。1年生と6年生を除いた12のにじ色班で「感謝の気持ちをどのように伝えたらいいのか?」という話し合いが活発に行われました。今日はまだ「何でもいいからアイディアを出し合う」段階でしたが,回を重ねるごとに具体的になっていくことでしょう。お陰様で,両川小学校ではコロナ感染に伴う学級閉鎖などは今のところ出ていません。したがって,感染防止対策をしっかり取りながら「6年生ありがとう集会」を予定通り行うつもりです。25日(金)に向かって,子どもたちが徐々に団結していくことがとても楽しみです。

2022年2月3日(木)
Zoom豆まきを行いました

2月3日(木)昼休みに,校長室で豆まきをしました。子どもたちの健康・安全を祈って,厄落としの願いを込めて,コロナの終息を願って。豆まきの主役は6年生でした。お昼の放送で,私から子どもたちに,次のように呼び掛けました。

今日は節分です。節分とは季節の変わり目のことで,暦の上では今日までが冬,明日からは春の始まりとなります。このタイミングでやることと言えば,そう,豆まきです。何と,平安時代!の昔から続いている日本の伝統行事です。おうちで今夜,やる人も多いことでしょう。学校でもささやかですが,本日午後1時10分より校長室で行います。ただし,コロナ禍なので,全校を代表して6年生のお兄さん,お姉さんからやってもらい,その様子をZoomで中継します。もしよかったら,教室のテレビで6年生のかっこいい姿を見て応援してください。6年生には,校長室にまだ居座っている鬼を完全に退治してくれることを期待しています。

6年生の子どもたちはこのストーリーにしっかりのってくれて,力強く豆まきをしてくれました。「鬼はー外!福はー内!」おかげで鬼は完全に逃げていきました。明日から春です。新年の始まりと解釈する考え方もあります。気持ちも新たに,子どもたちとともに頑張っていきたいです。6年生のみなさん,ありがとうございました

2022年2月2日(水)
筋道立てて考える力を育んだ算数の授業

2月2日(水)3時間目に,2年生算数の研究授業を行いました。授業者は担任の新發田友理江教諭,単元名は「たし算とひき算」で,問題文から数式に置き換えることを学ぶ1時間となりました。問題文は「姉が妹に6個のおはじきをあげたら残りが8個になりました。はじめに何個ありましたか?」で,学習課題は「はじめに何個?は何算?」でした。

授業者は,子どもたちの発言によく耳を傾け,子どもたちの発言を上手に構成しながら1時間を進行しました。最初にこれまで習ったことを子どもたちに想起させ,言葉と数式との関連を確認しました。次に,問題文の言葉に注目させ,「はじめに何個?と聞いているので数は大きくなりますか?小さくなりますか?」と,ざっくりとした見通しをもたせました。その後,課題解決のための方法を3つ(ブロック or 図 or テープ)子どもたちに示し,個人で考えるか,小集団で考えるかという学習形態も示して,自由に選択させました。子どもたちは誰もが主体的に取り組み,共有する場面では生き生きと発表しました。

授業後,ある子どもに授業を振り返ってもらったら,次のように言ってくれました。「最初は,これまで習ってきた言葉のイメージからひき算だと思っていたんだけど『多くなりそう』という言葉や『2個から6個はあげられない』という言葉を聞いて,やっぱりたし算なんだということがわかりました。」機械的にあてはめるのではなく問題文をよく読み,仲間の発言も基にしながら筋道立てて考えることで,たし算かひき算かを結論づけたことに感動しました。これからも続く算数(数学)道において,今日身に付けた考え方を忘れずにいてほしいです。2年生の子どもたち,そして新發田友理江教諭,今日はお疲れ様でした。そして,ありがとうございました。

2022年2月1日(火)
鬼をやっつけてありがとうの価値を学んだ全校朝会

2月1日(火)全校朝会をZoomで初めて行いました。オミクロン株の感染を予防するためです。私(校長)→瀬沼教諭→川崎養護教諭→橋本教頭という順番で,各職員がそれぞれ趣向を凝らして進めていきました。私は,節分を題材にしたお話。瀬沼教諭は奥田民生・井上陽水の名曲「ありがとう」の歌詞に基づきながら2月の生活目標「感謝の気持ちを表そう」のお話。川崎養護教諭は,オリジナルイラストを示しながら手洗いうがいの大切さを説くお話。そして最後は,橋本教頭自らが空模様に扮した天気予報でした。子どもたちからの評判は上々で,企画した私たち教職員は自己満足に浸っています。実際どうだったかはお子さんにお尋ねください。以下,私のお話の中から肝になる部分を抜粋してお示しします。

みんな,ありがとう!おかげで鬼は去ったよ。なまける心,ごまかす心,あきらめる心,バカにする心,無視する心,イライラする心,きまりをやぶる心,うそをついてしまう心,みんなの心の中に住まわせないようにしていこうね!さらに,オニクロンなんていう新種の鬼も,手洗いうがいで体の中に入れないようにしていこう!心も体も健康に,みんなで楽しい2月,3月にしていきましょう!

2022年1月25日(火)
チャレンジ精神で挑んだなわとび発表会

1月25日(火)3時間目に,全校で「なわとび発表会」を行いました。コロナ禍での開催となりましたが,感染防止のために体育館を広く使い,なわとびの種類ごとに挑戦者(事前にエントリーした人)が真ん中に出て,披露するというやり方で進めました。

連続前跳びから始まり,駆け足跳び,後ろ跳び,あや跳び,交差跳び,サイドクロス,二重跳び,はやぶさ,三重跳びまで,段階的に技の難易度が増していき,その技に挑戦する子どもたちが次々と発表していきました。最初寒かった体育館は,次第に熱気に満ちていきました。1年生から6年生まで各自の技術は違いましたが,子どもたちが精一杯チャレンジし,躍動する姿から,私たち職員は多くの元気をもらいました。

最後は6年生が,単なわとびの連続技と大縄跳びのダブルダッチを披露しました。躍動感と連帯感にあふれる6年生の姿には,ひときわ大きな拍手がおくられました。多くの下級生が,憧れの気持ちを抱いたことでしょう。子どもたち,よく頑張りましたね。お疲れ様でした!そして,エネルギッシュな1時間をありがとうございました。

2022年1月20日(木)
いのちの尊さを学びました

1月20日(木)午前中,3年生と6年生を対象に,各1時間ずつ「いのちの授業」を開催しました。新潟大学医歯学総合病院 助産師の森山幸枝様から約2年ぶりにご来校いただき,講師を務めていただきました。前回と違うのは,リモート授業であったことです。新型コロナウイルス感染防止対策として,森山様からは別室でお話いただき,Zoomで生中継しました。

最初の3年生を対象にした授業では,受精から出産までの過程を詳しく学びました。「いのちの始まりは0.1㎜の受精卵から」と0.1㎜の印が付いたカードを見たり,「米粒くらいの大きさでも心臓が動いている」と聞いたりすることで,子どもたちはどんどん興味を深めていきました。「子宮」「胎盤」「へその緒」など難しい言葉も出てきましたが,お母さんのお腹の中で胎児が成長していく画像には,みな釘付けでした。「お母さんも自分も一緒に頑張ったから,生まれてくることができたんだよ」という言葉を子どもたちは重く受け止めたようでした。その後,赤ちゃん人形を抱っこしながら,子どもたちはその愛おしさを実感すると共に,自分もこうして生まれてきたのだと感動している様子がうかがえました。

6年生は,2年前に森山様から授業を受けていました。したがってこのたびは,助産師としての道を志した森山様の人生について学ぶ授業となりました。子どもたちは事前にたくさんの質問を準備していました。

助産師になってよかったと思うことは何ですか?なぜ,助産師になろうと思ったのですか?助産師の仕事は大変ですか?助産師の仕事にはどんなやりがいがありますか?助産師の仕事で一番大変なことは何ですか?赤ちゃんが誕生してきたとき,どんな気持ちになりますか?

森山様は,子どもたちの質問一つ一つに対して,丁寧に,誠実に,答えてくださいました。私は特に,30歳を過ぎてから一念発起してこの道に進まれたというお話に,大変感銘を受けました。6年生にとっても,将来の自分の姿を考えるとてもよい機会になったと思います。

コロナ禍という制限された中でしたが,これまで同様に熱く!いのちの大切さをご指導くださいました新潟大学医師学総合病院助産師 森山幸枝様,本当にありがとうございました。お陰様で,子どもたちに優しい気持ちが育まれました。心から感謝申し上げます。

2022年1月19日(水)
虫歯にならないために

1月19日(水)5時間目,学校歯科医の丸山利彦様よりご来校いただき,5年生に向けてご講義いただきました。歯の健康を保つために気を付けなければいけないことをイラストや図を駆使しながら分かりやすい言葉で,時折ユーモアを交えながら,丁寧にお教えくださいました。以下のような内容でした。

歯(永久歯)は,人間の体の中で最も硬い。そして,決して自己修復しない。虫歯になっても歯医者さんでは削るか,埋めるしかできない。だから,虫歯にならないようにしてほしい。虫歯ができるには,①歯があること ②虫歯菌があること ③砂糖 ④時間が経過すること の4条件が必要だ。②の虫歯菌と,③の砂糖が結びつくと,プラーク(別名:歯垢または歯くそ)ができあがる。これが虫歯の原因だ。そうならないために,①歯自体を強くする「フッ素洗口」 ②虫歯菌を適度に減らす「キシリトール」 ③砂糖を歯からはがす「歯磨き粉と歯ブラシ」 ④時間をおかず「食べたらすぐ&寝る前の歯磨き習慣」で防ぐことが大事だ。また,唾液には溶け始めた歯を修復する働きがある。だから,食事の時はよく噛んで,多くの唾液を出すこと。さらに,口呼吸ではなく鼻呼吸を心掛けること。こうすることで,外部からの細菌が減って,虫歯予防にもなる。

ご講義の後,全員で染め出しをしました。昼休みのうちにしっかり歯磨きをして臨んだ子どもたちでしたが,染め出しをすることで磨き切れていない箇所を各自が具体的に確認できました。歯と歯の間が特に赤くなることが確認でき,フロスの重要性を子どもたちは実感しました。そのタイミングで,丸山様は歯間用歯ブラシとフロスを子どもたち一人一人にプレゼントしてくださいました。子どもたちは,これらを使って熱心に,赤い染め粉を落としていました。

無報酬でご講義くださり,その上,無料で歯間用歯ブラシとフロスを配付してくださった丸山様に大変恐縮し,お礼を申し上げたところ「新潟県の子どもたちの歯は日本一。その中でも両川の子どもたちの歯は新潟県一。よい歯を保ってほしくて,フロスを習慣化してほしくて,私ができるささやかなことです」との答えが返ってきました。

本当に両川小学校の子どもたちは幸せです。学校歯科医の丸山利彦様,本日は当校の子どもたちに大変勉強になるお話と,たっぷりの愛情をありがとうございました。心から感謝いたします。

2022年1月18日(火)
南啓史先生から楽しく学ぶ

1月18日(火)5時間目の3年生体育は,ゲストティーチャーより指導していただきました。講師を務めてくださったのは,令和元年度末まで山潟小学校長を務め,現在は南区教育支援センター指導主事の南啓史先生です。南先生は理論面,実践面ともに優れた指導者で,新潟市小学校体育連盟や新潟市教育研究協議会体育部を長年に渡り,リードしてこられました。

今日の学習内容は「器械運動」でした。跳び箱やマット運動の導入で,子どもたちがいかに意欲的に取り組めるかが課題でした。7コース敷かれたマットから子どもたちに自由に選ばせ,自由に取り組ませることからスタートしました。前転,側転,転がるだけ,とにかく何でも自由です。子どもたちは生き生きと,楽しそうに取り組んでいました。

一通り汗をかいたら,南先生は子どもたちに投げかけます。「もっと楽しいことしようか?マットの下に,例えば踏み切り板を置いたら,もっと楽しくなりそうだよね。マットの後に,なわとびを置いて自由にとんだらもっと楽しくなりそうだよね‥」他にもケンステップやフラフープが置かれたり,跳び箱はマットで包まれたり,子どもたちがワクワクするような仕掛けがどんどん配置されていきます。体育が苦手な子どもも,自分ならこれができそうというコースを選んで,意欲的に取り組んでいました。

またしばらくすると,南先生は子どもたちに促します。「みんな楽しそうに取り組めているので,どうせなら7つのコース全部に挑戦してみようか?人数が偏らないように,順番に取り組んでいくことにしよう!」

こうしてあっという間に45分間が過ぎていきました。子どもたち自身に選択させ,楽しい気持ちをずっと持続させ,知らず知らずのうちに負荷をかけていく。素晴らしい授業でした。授業後「みなせん(南先生という意味),金曜日にも体育があるんだけど,また来る?」と聞いた子どもたちがいました。その子どもたちはみな,さわやかな汗をかき,満面の笑顔でした。

来週には,両川小学校の教職員を対象にした実技講習会に,再び講師として来校されます。きっと私たちにとっても,学びの多い時間になるものと,今からとても楽しみです。南啓史先生,本日は素晴らしいご指導をありがとうございました。そして来週もまた,よろしくお願いいたします。

2022年1月18日(火)
新型コロナウイルス感染症対策の強化・徹底について

標記の通りの保護者宛文書を本日子どもたちに配付しました。オミクロン株の感染拡大が止まらない中,改めて感染防止の強化・徹底をお願いする内容です。よくお読みいただき,ご協力ください。特に,大きく変わったことを以下にお示しします。

・児童は発熱等の風邪の症状が消失しても,2日間は登校を控える。
・家族がPCR等検査を受けている場合は,当該検査結果が出るまで登校を控える。
・放課後や週休日等の外出,校外のスポーツ活動や文化活動,習い事等の参加にあたっては,その目的,場所,参加人数,感染症対策などを保護者が十分に把握したうえで,参加の可否を判断する。

2022年1月11日(火)
具体的に目標を定めて(教頭講話)

みなさん,あけましておめでとうございます。昨日までの冬休みは楽しくすごせましたか。令和4年が始まりました。今は1月ですが,2月,3月と進むと,学年が一つ上がります。6年生の皆さんは中学生ですね。今の学年で勉強できる日はあと46日です。46日と聞いて,「そんなにあるのかあ」という考え方と「それしかないのかあ」という考え方がありますが,教頭先生は46日しかないのかあと感じます。1年の中でも特に,1月,2月,3月はあっという間に過ぎてしまいます。大事に過ごしてほしいと思います。

さて,新しい年になったということで,みなさんは新年の目標を立てると思います。お家で考えてきた人もいるでしょう。冬休み前の全校朝会では校長先生が「見えないものを大事にしましょう」というお話をされました。先のことは誰にも見えませんが,3月にどんな自分になっていたいか,自分の姿を想像して目標をたてましょう。教頭先生からのアドバイスは,具体的に考えるということです。ただ「がんばる」というのでは目標達成はできません。何を,どのようにがんばるのか。できれば数字を使うといいでしょう。1日1回なのか,1週間に3回なのか,どれだけ頑張ったら自分に花丸がつくのか考えてみてください。みんなが頑張ることが,両川小学校をもっとすばらしくすることにつながります。それでは,今日からまたがんばりましょう。

2022年1月11日(火)
小学校休業等対応支援金の延長について

オミクロン株の感染拡大に伴って,国より「新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応支援金」の延長について案内がありました。簡潔に言えば,令和3年12月31日までの対象期間が,令和4年3月31日までに延びました。申請期間も令和4年5月31日までに延びました。この制度は,新型コロナウイルスの影響による小学校等の臨時休業等に伴い,子どもの世話を行うために,契約した仕事ができなくなった個人で仕事をする保護者へ支援金を支給する制度です。制度の詳細については,別紙および厚生労働省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10231.html)をご覧ください。

2021年12月24日(金)
見えないものに目をこらす冬休みに

12月24日(金)冬休み前最後の全校朝会を行いました。以下,私が話した内容です。

サンタクロースです。いや,サンタの格好をした校長先生です。残念ながら本物ではありません。みなさん,本物のサンタさんはいると思いますか?それとも,そんな人は存在しないと思いますか?(いるー!という声が多数あがる)

いまから約100年前,ニューヨークに住んでいた少女が,ある新聞社に質問しました。「サンタクロースって本当にいるんですか?」新聞社は紙面で答えました。「目に見えるものだけがこの世に存在していると思うのは間違いです。サンタクロースはちゃんといますよ。この世の中に,愛や,人への思いやりや,真心があるのと同じように,サンタクロースも確かにいるのです。」詩人 金子みすゞさんも「星とたんぽぽ」という詩の中で,同様のことを言っています。「青いお空のそこふかく,海の小石のそのように,夜がくるまでしずんでる,昼のお星は目にみえぬ。見えぬけれどもあるんだよ,見えぬものでもあるんだよ。」

世の中,目に見えるものがすべてではありません。例えば私たちに身近な空気は,絶対に見えません。見えないけれども,確実にあります。空気がないと私たちは生きていけません。人の心も見えません。どんな思いをもっているか,お互いにわかりません。でも見えないからこそ,人はお互いに惹かれあうのです。考えてみたら,見えるものよりも見えないものの方が,大事な価値をもっているのかもしれません。見えないものにじっくりと目をこらし,聞こえない声にしっかりと耳を澄ますこと。そんな人のもとにきっと,サンタさんは来てくれるはずです。

さて,明日から楽しい冬休みです。今年は長くて17日間もあります。この間,見えるものばかりに心を奪われるのではなく,見えないものを大切に過ごしてほしいです。例えばテレビやゲーム,YouTubeなどに心を奪われるのではなく,図書館で借りた本の世界に想像力の翼を広げて没頭することをお勧めします。例えば,宿題として出された書き初めに取り組むときに,無になった自分の心と向き合うことをお勧めします。例えば,お正月で忙しいお母さんの気持ちを想像して,進んで家のお手伝いをすることをお勧めします。そして最後に,3か月後の自分の姿を想像することをお勧めします。みんな,次の学年に進級,6年生は中学1年生になっています。そのときに,自分はどんな人になっていたいか。落ち着いた時間を得られる冬休みだからこそ,じっくりと考え,自分のやりたいこと,なりたい自分の姿を考えてみてください。

生活指導主任の瀬沼久美子教諭は,子どもたちが覚えやすいように次のスローガンで「冬休みの生活の要点」を伝えました。
ふ せごう雪の事故,ケガ
ゆ うわくに負けずきまりを守り
や ることをしっかり決めて
す すんで学習,お手伝い
み んな笑顔で過ごしましょう!

情報主任の伊比祥子教諭は,子どもたちに「GIGAクイズ」を6問出題しました。子どもたちが陥りやすい「誤ったタブレットの使い方」の具体例にもとづいたとても具体的な指導でした。大事なことは「新潟市GIGA宣言」に集約されます。「学びを深め,学校生活を豊かにするために活用します」「人が嫌がることや人を傷付けることはしません」の2原則を守って,子どもたちが正しくタブレットを使用するように家庭でもご指導ください。

17日間の冬休みです。健康・安全で充実した日々になるよう,ご家庭でのご指導をお願いいたします。1月11日(火)に,子どもたちの元気な顔と再会できることを職員一同楽しみにしています。

2021年12月23日(木)
おもてなしの心が光った!2年生おもちゃランド

12月23日(木)2時間目,2年生主催の「おもちゃランド」が開催されました。生活科で手作りした様々なおもちゃを使って,教室内とフリースペースに6つの特設ブースを設け,1年生を招待しました。11月末に開催した「児童会祭り にじ色ランド」のミニ版です。「ころころころん」「とことこくるま」「パッチンジャンプ」「ぴょんコップ」「ロケットポン」「ヨットカー」と6つのブースはどれも楽しく,1年生はみんな笑顔で楽しんでいました。私も「ころころころん」と「ヨットカー」に参加したのですが,2つともとても興奮してしまいました!楽しかったです。1年生をもてなす2年生の姿は頼もしく,おもてなしの心が随所で感じられ,大人っぽく見えました。素晴らしい1時間でした。2年生のみなさん,ありがとうございました。

2021年12月22日(水)
口座振替手数料改定のお知らせ

昨日,「学校預り金の口座振替手数料変更について(お知らせ)」文書を配付させていただきました。来年4月1日より第四北越銀行の口座振替手数料が,取扱い1件につき,現行の30円(税別)から50円(税別)に変更となります。詳しくは配付文書をお読みください。よろしくお願いいたします。

2021年12月21日(火)
自分の意見を堂々と述べ合った6年生

12月21日(火)4時間目,6年生の社会「近代国家を目指して」で,授業研究を行いました。学習課題は「不平等条約の決め手となったのはどれか?」で,前時までの学習を生かして,明治27年の治外法権の改正と,明治44年の関税自主権の改正について深く考える1時間でした。

子どもたちは3つの立場に分かれて意見を固めていきました。一つは,明治22年の大日本帝国憲法の公布が決め手となったとする立場。一つは,明治27年の日清戦争,明治37年の日露戦争で日本が勝利したことが決め手となったとする立場。一つは,八幡製鉄所や富岡製糸場など国内産業の発展が決め手となったとする立場。さて,みなさんはどう考えますか?それぞれの立場からの意見表明があって,意見交流があって,議論が生まれていきました。そして,授業が進むほど,話し合いは盛り上がっていきました。

お互いに遠慮なく言い合える姿,自分と違う意見にも耳を傾ける姿,仲間の意見を聞いて自分の考えを変える姿,6年生の素晴らしい姿をたくさん見ることができました。子どもたちの姿から「自分は仲間から受け入れられている。間違っても決して馬鹿にされない」という仲間に対する強い信頼感を感じました。

またiPadを道具として自由自在に操る姿にも感動しました。タイピングのスピードも,私などをはるかに超え,テレビの同時字幕のようでした。未来を生きる子どもたちの適応力は,本当にすごいものですね。

さて,授業の結末はこうでした。「大日本帝国憲法の公布で法治国家としての国の形が整い,2つの戦争にも勝利し,他国に誇れるほどの産業が発展したおかげで,日本は国力をつけ,他国と対等の立場となった。これらすべての要素が,不平等条約の改正へとつながった。」明治時代の状況が,ひとつのストーリーとして理解できました。大変勉強になりました。また,学習途中で「戦争はどんな時代でもダメだよね。犠牲者が出ることはあってはいけない」と不戦への思いを口にした子どももいました。このことにも大変感動しました。子どもたちが生きる未来は,きっと明るいですね!6年生のみなさん,授業者の長沢優志教諭,素晴らしい授業をありがとうございました。

2021年12月21日(火)
野菜名人に感謝の思いを伝えたよ!

12月21日(火)3時間目に,野菜作りのスペシャリストである戸松祐也様(2年生 蓮翔さんのお父様)よりご来校いただき,2年生が主催した「感謝の気持ちを伝える会」にご出席いただきました。戸松様は,5月から2年生の野菜作りに熱く関わってくださり,苗の植え方,土の入れ方,水のやり方などを丁寧に教えてくださいました。トマトやサツマイモの育て方も戸松様から詳しく習いました。そのおかげで2年生は,各自が植えた野菜を無事に収穫できました。

戸松様から受けたご恩に報いるために,今日の会では2年生一人一人が主役となって,戸松様をもてなしました。野菜シルエットクイズ,野菜○×クイズ,メッセージ動画の上映と,どれも子どもたちの工夫が見られ,戸松様も楽しそうでした。

最後には,みんなからのメッセージカードの贈呈がありました。戸松様からは「私も,野菜作りで失敗することがあります。でも,それを恐れずに続けています。みんなにも,失敗を恐れずに,どんなことにもチャレンジする人であってほしいと願います。今日はとても嬉しかったです。ありがとうございました」との温かい言葉が2年生に贈られました。本当に素晴らしい1時間でした。

末筆となりますが,戸松祐也様,本日はお忙しい中にもかかわらず,子どもたちのためにご出席いただきましてありがとうございました。さらに,大事に育てたねぎを子どもたちにご恵贈くださりましたことにも,重ねて御礼申し上げます。

2021年12月16日(木)
大成功!岩崎さんありがとう!プロジェクト

12月16日(木)5時間目に,梨作りの名人であり,長年,当校の4年生に梨作りを教えてくださっている岩崎様ご夫妻をお迎えし,感謝の気持ちを伝える会を催しました。今年度も春から花粉付け,摘果,収穫など折々で子どもたちに梨作りを体験させてくださいました。その上,おいしくできた梨を無償で提供してくださった岩崎様には,感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました。

万感の思いを込めて,子どもたちが披露したのは,岩崎様の梨農園で学んできたことをiMovieでまとめた動画でした。映像,ナレーション,テロップと,子どもたちのセンスでまとめられ,ご覧いただいた岩崎様から「素晴らしいです!驚きました」とお褒めの言葉をいただきました。さらに4年生は,梨について詳しく調べたことをクイズにして何問も出題しました。後ろで参観していた2年生も大喜びで参加していました。奥様からはあとで「梨がバラ科に属しているなんて私も知らなかったわ。みんな本当によくお勉強していて嬉しかったです」とのお言葉をいただきました。

最後には,感謝の思いがこもった4年生全員からの「感謝状」の贈呈です。岩崎様ご夫妻は,こぼれんばかりの笑顔でこれを受け取り「本当に嬉しいです。家でじっくりと読ませてもらい,飾らせてもらいます」と感激されていました。

4年生の子どもたち,これほど喜んでいただいて本当によかったですね。素晴らしかったよ!末筆となりますが,岩崎様,お忙しい中にもかかわらず,本日はご来校いただき,お褒めの言葉までいただき,本当にありがとうございました。これまで子どもたちに熱く関わってきてくださったことを含めて,心より御礼申し上げます。

2021年12月15日(水)
サンタクロースと子どもたちのダンス交流

12月15日(水)昼休みにサンタクロースが突然動き,歌い,踊りました。11月29日(月)にやってきて,しばらく休んでいたサンタでしたが,いよいよ本番10日前となり,体慣らしを兼ねて踊ってみたくなったとのこと。1年生をはじめ大勢の子どもたちに囲まれて幸せそうに踊るサンタでしたが,子どもたちの歓迎が熱烈すぎたために,途中でダンスが止まってしまいました。しかしながら,校長室でのメンテナンスを経て,1日ぶりに見事復活!翌日の16日(木)には再び元気に歌い,踊りました。サンタにつられて一緒に踊り出す子どもたちが大勢いました。とても平和な昼休みのひとときでした。

2021年12月14日(火)
すっかり定番となったウィンタースクール

12月14日(火),15日(水)の2日間,14時半からウィンタースクールを開催しました。開催方法はこれまでと変わらず「参加したい」と自ら申し出た小学生が学習者で,これまた「参加したい」と申し出た中学生が指導者となって,ひたすら問題と向き合うというシステムです。4年生から6年生まで,2日間で約30名の学習者がいて,中学2年生と3年生,2日間で約15名の指導者が熱く関わりました。回数を重ねるごとに難易度も,面白さも増す問題を考えるのは,小学校の教職員。私立中学校の入試問題から,有名企業の入社問題まで,あるいはトンチ問題も含めて,様々なラインナップとなりました。これまでと違うのは,iPadで,ロイロノートを使った出題となったこと。参加者は全体を俯瞰し,「解いてみたい!」という問題を選択して,果敢に挑んでいました。

ある6年生の感想です。「問題が分からないときに中学生のみなさんから丁寧に教えてもらったり,一緒に考えてもらったりしたのがすごく嬉しかったです。その後の問題についても気安く話しかけることができました。この学習で使った解き方や教えてもらったやり方を生かして,これからの勉強や中学校での勉強も,解けるようにしていきたいです。」この経験を次にしっかりとつなげていこうという意欲が嬉しいですね。この子はおそらく1年後には,指導者として参加していることでしょう。素晴らしい姿です。

最後に,多くの子どもたちが口々に「お父さんやお母さんにも試してみよう」と言っていた問題について,ヒントをお教えします。それは,戦国時代のこんなエピソードが元になっていた問題でした。

豊臣秀吉の相談相手の一人に,曽呂利新左衛門という人がいました。秀吉から「ほうびとして何が欲しい?」と問われて「1日目に米粒を1粒。2日目にはその倍の2粒。3日目にはその倍の4粒,4日目にはその倍の8粒。それを30日間欲しい」と言ったそうです。最初の数字はたいしたことありませんから,秀吉は「そんな程度でいいのか」と承諾しますが,途中から大変なことになっていきます。最後は秀吉が,曽呂利新左衛門に謝罪して許してもらったそうです。

おそらくお年玉のおねだりに使われるのではないかと思われます。保護者の皆様,ご覚悟を。(笑)

2021年12月13日(月)
自分を省みる時間となった学校保健委員会

12月13日(月)午後から「両川小中合同学校保健委員会」を開催しました。第一部の「講演会」では,両川中学校の学校歯科医を務めていただいている明倫短期大学教授 木暮ミカ様より「一生自分の歯で食べるために ~今から始める予防歯科~」という演題でご講演いただきました。小学校5,6年生と中学校1年生が拝聴しました。コロナ感染防止の観点から,今年度はZoomを使ってリモートで行いました。木暮様は,このリモートという状況を最大限に活かしてくださいました。可愛らしい動画や生々しい写真をふんだんに用いたご講演は,子どもたちだけでなく,私たち大人にとっても分かりやすく,かつ衝撃的で,歯肉炎や歯槽膿漏,歯周病の違いを明確に認識すると共に,自分の歯の健康を省みる時間となりました。子どもたちにブラッシング指導もしていただき,デジタルとリアルが融合したとても充実した講演会となりました。

第2部「地域と学校健やか会議」では,小中の養護教諭から子どもたちの健康状態についての説明があった後,小学校は保健委員会,中学校は健康美化委員会がまとめた実態調査結果と課題,その改善策までの発表が子どもたちからありました。今年度からの新たな取り組みです。子どもたち自らが問題意識をもち,調査し,課題をとらえ,その解決策まで提案するという一連の行動に,私は大変感動しました!素晴らしいです!奇しくも,小中で課題は同じものでした。「メディア利用時間の制限」と「就寝時刻の厳守」です。今後,一人一人の意識を高めて改善できるように,私たちも精一杯応援していきます。

その後の大人同士の座談会では「メディアやスマホの問題は,子どもばかりの問題ではない。大人のネット依存,ゲーム依存,引き籠もり,運動不足など,深刻な問題が多く発生している」との指摘が出されました。最近読んだ『スマホ脳』にも同様のことが書かれていたので,私には多くの共感ポイントがありました。関連したお話を「学校だより」でも綴ってみようと思いました。

これだけ充実した学校保健委員会を開催できましたのは,まずは素晴らしいご講演をしてくださった木暮ミカ様のおかげです。加えて,ご参会いただいた皆様と子どもたち,そしてその指導に当たった2人の養護教諭の努力の賜物と感じています。学校眼科医の丸山利彦様,学校薬剤師の舘島美智子様,江南区役所保健師の小林路子様,そして保護者代表の大橋様,小野様には,心より御礼申し上げます。皆様,本日は本当にありがとうございました。

2021年12月8日(水)
読み聞かせで心がポカポカに

12月8日(水)読書週間中の朝読書の時間に,6年生教室にて校長先生が「八郎」(斎藤隆介 作/滝平次郎 切り絵)を4年生教室では中村先生が「ふしぎなふろしきづつみ」(前川康男 作/渡辺有一 絵),翌日9日(木)には同じく朝読書の時間に5年生教室で教頭先生が「はやくちことばでおでんもおんせん」(川北亮二 作/飯野知好 絵)を読み聞かせしてくださいました。

校長先生はご自身が大好きな絵本ということで,力強さのなかにも溢れ出るやさしさが感じられる大男「八郎」の姿,そして声を迫力ある読み聞かせで6年生の心に届けてくださいました。その想いが伝わるのでしょう。真剣に聞いていた子どもたちの姿が忘れられません。教頭先生は読書週間のイベントの一つ「コラボ給食」にも登場する絵本を,「おでん早口ことば」に苦戦しつつも4年生と楽しみながら読み聞かせしてくださいました。教室中がとてもいい雰囲気に包まれ,おでんを食べた後のようにぽかぽかになりました。中村先生は何冊かの本を紹介し,読み聞かせしてほしい本はどれ?と聞いておきながら,その中にはない本を読み始めるというマジック?!で子どもたちの心をつかんだ後「ふしぎなふろしきづつみ」を読み始めます。子どもたちも本のなかの中身が知りたい駅員さんと同じ気持ちになったようで,ハラハラドキドキ物語の世界に引きこまれていました。

4~6年生の子どもたち,それぞれの心に残るすてきな時間になったと思います。ぜひ,保護者の皆様も感想を聞いてみてください。先生方,お忙しい中本当にありがとうございました。(文責:武藤司書)

2021年12月8日(水)
伝統がしっかり受け継がれた!NEC

12月7日(火),8日(水)の2日間,毎年恒例のNEC(なしっこ・エンジョイ・コンテスト)が,お昼休みに両川中学校体育館で開催されました。2日間で両川中学校の生徒全員がパフォーマンスを披露し,両川小学校のほぼ全員の子どもたちが,このショウを堪能しました。さすがは中学生で,踊りはダイナミック!システマティック!コミック!と,小学生からは「すごい!」というため息が多く漏れました。「走れメロス」をモチーフとした演劇では,教職員と子どもたちが一体になって創り上げる勢いが素晴らしく,見どころ,笑いどころが満載でした。当校の瀬沼久美子教諭も,サプライズでステージ上に招かれました。

2日間通して感じたことは,両川中学校の子どもたちの熱量がすごい!ことと,どのパフォーマンスも観客を意識した内容になっていた!ことです。おかげで心から楽しむことができました。この姿を見て,小学生はきっと多くのことを学んだはずです。そしてまた,来年へとしっかり引き継がれていくと思います。中学生のみなさん,2日間本当にお疲れ様でした。素晴らしかった!そして,ありがとうございました。

2021年12月7日(火)
指導主事からいただいたお褒めの言葉

12月7日(火)午前中に,江南区教育支援センター指導主事 渡邊辰弘様よりご来校いただき,全校の授業を参観していただき,ご指導を受けました。渡邊様からは,子どもたちの姿,教職員の取組に対して,次のようなお褒めの言葉をいただきました。

・学習課題が子どもたちに身近で面白いものばかりだった。
・授業の中で子どもたちの自己肯定感が高められていた。
・学習課題設定までのプロセスがどの授業でも大事にされていた。
・子どもの問いやつぶやき,一人一人の考えを大事にしながら授業が創られていた。
・ICTをうまく使い,子どもに見通しをもたせながら思考させていた。
・学校全体に支持的風土があり,子どもたちの「学ぼう!」とする雰囲気があふれていた。
・教室環境もシンプルで美しかった。

手前味噌ですが,当校の子どもたちのよさ,教職員のよさを褒めていただき,校長として誇らしい気持ちになりました。これからも気を緩めることなく,子どもも教職員も一緒になって,さらに成長していきたいです。地域や保護者の皆様,バックアップをよろしくお願いいたします。

2021年12月3日(金)
みんなで楽しんだひととき♪

12月3日(金)寒いですがよく晴れ渡った冬空の下,1年生が「なしっこ広場(中庭)」でミニコンサートを開きました。曲は,先日のふたかわ祭で披露した「ミッキーマウス・マーチ」です。ふたかわ祭では様々な楽器を使いましたが,「鍵盤ハーモニカで,みんなでもう一度演奏したい」と子どもたちが希望したため,急遽,ミニコンサートの開催となりました。昼休みでしたが,2年生から6年生まで,学年を超えて多くの子どもたちがなしっこ広場に集まりました。飛び入りでミニーマウス?も駆けつけました。1年生が奏でる音楽,1年生が踊る可愛らしいダンスにつられて,子どもたちはみな笑顔で楽しいひとときを過ごしました。1年生のみなさん,素晴らしかったよ!ありがとう!上級生のみなさんも,盛り上げてくれてありがとう!またみんなで楽しみましょう。

2021年12月1日(水)
こんな幼虫には要注意!全校朝会でのお話

今日から12月です。あと1か月となった一日一日を大事に過ごしていきましょう。現在,校長室と教務室前の廊下でカブト虫の幼虫を飼育しています。教務室前には24頭,校長室には14頭,合計38頭が毎日ペットボトルの土の中で元気にえさを食べています。元気なのは,土の上を見るとわかります。幼虫が開けた穴が所々に確認でき,それは幼虫が土の中をえさを求めて動き回っている証拠です。

でも,時々,土の上にこんな風に(写真提示)体全体を出している幼虫もいます。こんな幼虫には要注意です。‥いま,笑うところです。つまりそれは,土の中にはいたくないという意思表示だからです。その原因をインターネットで検索してみると5つ考えられると出ていました。

1 生活空間が狭い  2 土の中が熱い  3 土の中に酸素が足りない
4 土の中に水分が足りない  5 土の中がフンだらけ

自然の中で生活している幼虫であれば,5つの原因を避けて,別の場所に逃げることができます。でも,ペットボトルの中ではそれができないために,助けを求めて上に上がってくるのです。特に,5番目のフンだらけの状況はたびたび起こります。フンだらけで,幼虫が憤慨するのです。‥いまも笑うところです。

そのお世話をするのが「緑の守人」の5名です。日々幼虫の様子を観察し,水分管理とフンの始末をしてくれています。彼らのおかげで幼虫たちは快適に過ごし,どんどん成長しています。緑の守人のみなさん,ありがとうございます。

さて,この幼虫を見ながら,校長先生は2つのことを考えました。一つは,6年生がふたかわ祭で披露した演劇「2030年から来た桃太郎~SDGsを考えよう~」と重なるなあということです。あの演劇の中で,どんどん捨てられるゴミを幼虫のフンに当てはめてみてください。生活しにくい環境にSOSを出せば,幼虫には緑の守人が登場し,守ってくれます。でも,私たち人間には,そんなヒーローはいません。ゴミを集めに来てくれる親切な宇宙人はいません。自分たちの手で,住みよい環境に直していくしかないのです。6年生からのメッセージを一人一人が真剣に受け止めて生活していきましょう。

もう一つは,今月の「生活のめあて」です。「身の回りの整理整頓をしよう!」自分の姿を幼虫と重ねてみてください。みなさんの生活環境は快適ですか?机の中,ロッカーの中,きれいですか?おうちの中はどうですか?使ったものが使いっぱなし,出したものが出しっぱなしになっていませんか?今年もあとひと月で終わります。新しい2022年を気持ちよく迎えるために,自分は苦しい幼虫のようになっていないかを確認して,自分で住みよい環境に整えていきましょう。みなさん一人一人の行動を期待します。

2021年11月29日(月)
ようこそ!サンタクロースさん

11月29日(月)20分休みに,サンタクロースが突然やってきました。どうやら12月24日までの間,両川小学校で休憩するようです。以下のメッセージが添えられていました。重労働に向けてしばらく体を休めるサンタさんを温かく見守ってあげてくださいね。元気が出てきたら,歌とダンスの披露もあるようですよ。

こんにちは。サンタクロースです。クリスマスイブまでの間,いい子がたくさんいると聞いて,両川小学校で休むことにしました。顔や手足にさわられるのは苦手です。優しく接してくださいね。元気がたまってきたら,一緒に歌ったり踊ったりしましょう!

2021年11月26日(金)
虹色の笑顔があふれた「にじいろランド」

11月26日(金)3,4時間目に,児童会祭り「にじいろランド」を開催しました。昨年の制限(感染防止のためクイズに限定)がある状況とは違って,フルスペックで子どもたちが主役となって創り上げてきました。リードしたのは児童会総務委員会です。「シン・共創の秋 ~笑顔で創るにじいろランド~」をスローガンに,一人一人が笑顔になる2時間となることを目指しました。

総務委員長の木村海翔さんは,開会の挨拶の中で「5つの出店全てを巡ってください。店員さんもお客さんも笑顔でふるまいましょう」と2つの約束を全校に呼びかけました。私からは「今日はシンという言葉に『深』を当てて行動しましょう。相手の気持ちを互いに深く思いやって行動すれば,海翔さんが言ってくれたとおり笑顔があふれるはずです」と期待を投げかけました。

オープニングでの1,2年生の歌声,大型テレビで映し出される各ショップのCM,玄関でのポスター掲示が,ワクワクする雰囲気を醸し出し,みんなの気持ちが徐々に高まっていきました。3年生が演じたヒーローショウ,4年生のトリビア梨クイズ,5年生の宝探しと順番待ちの間のマジックショウ,6年生のフィジカル対決(射的・風船バレー・ボーリング),タンポポのサツマイモ直売とブーメラン作り,どのショップの内容も充実しており,お客様を楽しませようとする店員さんたちの気遣いにあふれていました。おかげで,とても気持ちのいい2時間を過ごせました。子どもたち,本当によく頑張りました!素晴らしかったです。

子どもたちのために,多くの保護者の方々からご来校いただきました。そして,子どもたちに温かく関わっていただきました。そのおかげで,子どもたちはますます笑顔になり,一人一人がもてる力を十分発揮できたのだと思います。心から御礼申し上げます。

さて,終わりの挨拶でも述べましたが,今日実感できた友だちの温かさを忘れずに,これから迎える寒い冬をみんなで仲良く乗り越えていきましょう。石原尊さんが最後に言ってくれたとおり,深まった人間関係をもっともっと深めて,もっともっと楽しい両川小学校を皆で創り上げていきましょう。

2021年11月24日(水)
実感した美術鑑賞の楽しさ

11月24日(水)2,3時間目に,新津美術館より学芸員の奥村真名美様よりご来校いただき,出前授業を開催しました。対象は1年生と2年生で,それぞれ1時間ずつ,新津美術館所蔵の絵(アートカード)を用いて楽しく鑑賞することができました。

最初に,学芸員の奥村様から学芸員の役割と,美術作品の扱い方の説明がありました。「美術作品一つ一つが宝物。多くの人に,時代を超えて楽しんでいただくために,作品一つ一つを大事に扱うことが学芸員の基本です。」奥村様の言葉から,美術作品への深い愛情と学芸員としての誇りが感じられました。

次に,1枚の絵が提示され,そこから発見したことや感じたことを子どもたちが自由に話し合いました。子どもたちからは様々な気付きが上がり,絵の中のストーリーが自由に語られました。

さらに,5枚の絵が提示されました。先ほどと同様に自由に語り合った後,今度は奥村様より子どもたちに質問が2つ出されました。
「この絵の中で一番美味しそうなのはどれですか?」
「この絵の中で1枚,もって帰れるとしたらどれを選びますか?」

最初の質問の意図は「絵の解釈の多様性」を知ってもらうため,次は「人の感性の多様性」を知ってもらうためだったそうです。まとめとして奥村様が話された「美術鑑賞に正解はありません。一つ一つの絵を自由に,じっくりとみてほしいです」とのメッセージが心を打ちました。

感想発表の場面では,子どもたちからたくさんの手があがりました。「楽しくて45分間があっという間でした。」「私はもともと絵が苦手だったけど,いまは絵が好きになりました。」「実際に美術館に行ってみたくなりました。」「たくさんの絵が見られて嬉しかったです。自分が描くときにも生かしたいです。」‥嬉しい言葉がたくさん出されました。「美術鑑賞は難しいものではないのだ」と実感させていただいたおかげです。学芸員の奥村真名美様に,心から感謝いたします。

2021年11月19日(金)
「将来を見据えた学び」がある授業

11月19日(金)5時間目に,当校の坂井千鶴教諭が,たんぽぽ1組で研究授業を行いました。分野は「特別活動」で,これまで長い時間をかけて取り組んできた単元の集大成にあたるものでした。しかも,坂井教諭の「教職中堅研修」も兼ねるもので,他校より2名の教諭,新潟大学より入山満恵子准教授,新潟市総合教育センターより木村杏子指導主事をお迎えして,大勢の教職員が参加する中で行われました。

来週末の「にじいろランド(児童会祭り)」で出店する「DANDELION(たんぽぽ)」というお店で,子どもたちは自分たちで育ててきたサツマイモを保護者に販売します。他の学級の子どもたちには,ブーメランづくりを1から教え,上手な飛ばし方まで指導します。今回の授業はそのリハーサルにあたるもので,参観者である10数名の教職員はお客様としても振る舞いながら,子どもたちの反応を観察しました。

子どもたちは会計を担当する者,包装を担当する者,ブーメランづくりを担当する者,サービスのシールを担当する者に分かれ,各自が自分の役割を自覚して精一杯取り組みました。私は150円分のサツマイモを購入し,オリジナルのブーメランを制作し,飛ばすことを楽しみました。その過程で,想定外の質問をしたり順番を飛ばして要求したり,あえて負荷をかけてみたのですが,子どもたちからは冷静に丁寧な言葉で返されました。また,互いにお互いの役割をフォローする姿も見られました。約2か月前にゲストティーチャーとしてお招きしたワークセンター藤見の皆様から学んだことが生きているなあと感心しました。

授業後の協議会では課題と成果が出されました。課題は,次への授業づくりのヒントとなります。成果では,参観者より子どもたちの良さが多く語られました。新潟大学の入山准教授からは「キャリア教育の方法として提案性があった。実際に働くという体験をしてから学びを自覚させていくのがよかった」と,授業を価値付けていただきました。

子どもたちにとっては,来週末こそが本番です。シミュレーションではない保護者,子どもたちとのやりとりで,今日のような「大人の対応」ができることを期待しています。楽しみです。

2021年11月16日(火)
笑った!学んだ!真剣に考えた!講演会

11月16日(火)午後から,両川地区育成協議会事業「高橋なんぐ講演会」を開催しました。今年度は,オンラインでの開催となりました。小学校からは5・6年生が参加。講師は「新潟お笑い集団NAMARA」の高橋なんぐ様です。講演のテーマは「社会課題をおもしろく~私たちのまちとSDGs~」でした。

「見方を変えれば味方になる」「ものの見方を大事に聞いてほしい」というメッセージから始まったお話。なんぐ様の楽しくて説得力のあるトークにすぐに引き込まれた子どもたちでした。

「世界のどこかで起きている問題に対して『日本にいる自分には関係ない』とか,いじめられている人がいても『私には関係ない』というのではなく,一人一人が『関係ない』を一つずつ減らしていくことがSDGsのゴールに近づくことにつながる」というお話を聞いて子どもたちは「よい未来」について真剣に考えていました。特に6年生はたくさんの子が自ら進んで手を挙げ,カメラの前に出て自分の考えを述べたり,なんぐ様への質問を送ったりしていました。さすがは最高学年です。

時折笑い声も上がる中,あっという間の1時間でした。講演会後,NAMARAスタッフの樋口様より「とても反応よく話を聞いていて素晴らしい子どもたちですね」と褒めていただきました。講師の高橋なんぐ様,NAMARAスタッフの皆様,本日は大変ありがとうございました。(文責:教頭)

2021年11月16日(火)
間近で見て,触れて,古の人を思う

11月16日(火)午前中,4年生はバスで,江南区郷土資料館まで出かけてきました。館長の小島様より亀田郷の今と昔についてお話しいただいた後,ボランティアの石沢様,熊谷様より館内を案内していただきました。新田開発の流れや深田での農作業の様子,乾田になるまでの苦労などを丁寧に説明してくださり,これまでの学びを深めることができました。子どもたちは真剣なまなざしで話を聞き,貴重な資料や道具を写真に収めていました。先人の苦労があって,現在の米どころとしての繁栄がある。先人に感謝すると共に,私たちも未来に財産を残す仕事ができたら嬉しいですね。みんなの目の輝きを見ていたらそんな思いになりました。末筆ながら,館長の小島様,ボランティアの石沢様,熊谷様,お世話になりました。ありがとうございました。(文責:学級担任 伊比教諭)

2021年11月12日(金)
集団で表現することの難しさと楽しさ

11月12日(金)午後からは,両川中学校で研究授業を参観しました。両川小中学校合同の授業研究会で,6月25日(金)に実施した田中香苗教諭の社会科に続いて2度目の開催でした。授業者は保健体育科の矢木忍教諭で,単元は1年生「創作ダンス(創作表現)」でした。

ウォームアップでEXILEの「VICTORY」に合わせ,グループごとに軽快に踊る子どもたちの姿に,期待感が高まりました。授業が始まると,矢木教諭から子どもたちに「みんなで,いい作品として仕上げていく1時間にしましょう」との投げ掛けがあり,子どもたちのやる気にスイッチが入りました。2パターンの表現活動,突如出現した謎の球体をめぐって「ワクワクしながら近づく集団の姿」と「深刻なものとして捉えて恐る恐る近づく集団の姿」の2種類が披露されました。その後は,互いにタブレットを用いて録画し合い,自分たちの姿を客観視することで「ワクワクな感じ」「シリアス(真剣)な感じ」が見ている人に伝わるか?を検討し合いました。結論として「動作を大きく」「メリハリをつけて」「臨場感を高めて」という言葉が子どもたちから出てきました。その言葉を「実際に動きに反映してみよう」と一度試したところで,授業は終了しました。子どもたちは終始充実感にあふれたいい表情をしていました。

授業全般を通して,子どものやる気にスイッチを入れるために試技を笑顔で繰り返し見せていた矢木教諭の姿が印象に残りました。子どもの心に火をつけるには,まずは種火である教師自らが,真っ赤に燃え上がらなければならない。そのことを改めて,矢木忍教諭から学びました。大変勉強になりました。ありがとうございました。

次時以降は,お互いに見合って評価をしていくそうですが,ぜひNEC(梨っ子・エンジョイ・コンテスト)でも披露し,多くの人から賞賛を受けてほしいと強く思いました。それほど素晴らしい創作表現でした。1年生のみなさん,楽しみです。頑張ってください

2021年11月12日(金)
市之瀬幼稚園の研究保育から学ぶ

11月12日(金)午前9時より新潟市立市之瀬幼稚園の研究保育に参加してきました。研究保育のテーマは「心を動かし,人・もの・ことと関わりながら,遊びを楽しむ子どもの育成」で,研究対象クラスは3歳児「もも組」でした。といっても3歳児は1名のみで,他の4,5,6歳児6名と交流しながら,研究保育は進んでいきました。

舞台は,保育室一面と廊下にセッティングされた「冒険の森」です。「変身の森」,「キノコの森」,「恐竜の森」,「秘密基地」とゆるやかに分けられた4つのエリアで,子どもたちは自由に動きます。4,5,6歳児の6名も,自分の興味・関心に基づいて楽しみながらも,3歳児が楽しめるように「虹」という秘密のパワーアップアイテムを各所に配置していきます。3歳児は,担任の先生と一緒に「変身の森」でウサギに変身したり,「キノコの森」で先生のために毒キノコをトングで取り除いたり,落とし穴を何度も何度もジャンプして飛び越えたり,「恐竜の森」では恐竜の爪を発見して驚いたり,自らも恐竜に変身したり‥。変身の呪文「キラキラぽーん!」を大きな声で唱える姿も見られ,冒険の世界に心から浸り,楽しんでいました。パワーアップアイテムの「虹」を2つも発見したときの笑顔が,とても印象に残りました。

誰もが幼い頃に経験する「ままごと遊び」を発展,強化して,より広いスペースで,よりダイナミックな世界観で,子どもたちどうしを関わらせながら,子どもの自由意思に基づいた「冒険の疑似体験」に浸らせる。今日までどれだけ丁寧に積み上げてきたことだろうかと,先生方の苦労を想像し,頭の下がる思いになりました。

子どもの主体性を引き出しつつ,「学び」として昇華させていくには,子どもの声に耳を傾け,子どもの意識の流れを把握しながら,教育環境を整えていくことが最も大事だということ,校種を超えて,教育に共通する「核心」を今回の研究保育でも学ぶことができました。末筆となりますが,市之瀬幼稚園の先生方,園児のみなさん,大変勉強になりました。ありがとうございました。

2021年11月11日(木)
カブト虫の幼虫管理人となった5名の精鋭たち!

11月11日(木)カブト虫の幼虫管理人5名が決定しました。幼虫は全部で38頭,そのうち24頭は,校長室でこの夏飼育していた2ペアのカブト虫から産まれた卵が孵化したものです(他の14頭はよそから譲り受けました)。彼らは毎日順調に腐葉土を食べ,大きく成長し続けています。大きいものでは,丸まった大きさが直径7センチほどにもなります。この38頭,すべての成長を優しく見守り,時には腐葉土の入れ替えなどを担うのが幼虫管理人です。38頭が来年の夏に無事,成虫となるためには,管理人の役割はとても大切です。そんな役職に,1年生から5年生までの5名が立候補してくれました。私は嬉しくて,彼らを「緑の守人(みどりのもりびと)」と名付けました。毎日の地味な係活動となりますが,5名の子どもたち,頼りにしています!来年の夏が楽しみです。よろしくお願いいたします。

2021年11月11日(木)
昔の道具から昔の暮らしを想像して‥

11月11日(木)3年生は江南区郷土資料館まで校外学習に出かけました。そこで,昔の道具をたくさん見せていただきながら,昔の暮らしについて学んできました。「何をするものかな?」と昔の道具の使い方を考えながら,たくさんの展示品を見たり触ったり,ガイドしてくださる方のお話を聞いたりしました。色々な道具から昔の暮らしを想像し,今の暮らしとの違いを考えることができました。子どもたちが気に入った展示コーナーは,昔の暮らし再現コーナーと古民家再現コーナーです。それぞれのコーナーで「ご飯,おいしいなぁ」「おかわり!」「お父さん,お風呂を沸かしてきて」「買い物行ってくるね」などと3年生なりに昔の家族の会話を想像して,昔の家族になりきって,友だちと楽しむ姿がありました。昔にタイムスリップしたかのように再現することで「昔の人の気分になった」と子どもたちは嬉しそうでした。楽しみながら,多くのことを学んだ1日でした。江南区郷土資料館の職員の皆様,本日はお世話になりました。ありがとうございました。(文責:学級担任 瀬沼教諭)

2021年11月9日(火)
歌声に身を委ね,感動に浸った1時間

11月9日(火)2時間目,6年生の音楽で研究授業を行いました。音楽を専門とする齋藤博美教諭が,子どもたちに身に付けてほしい感性を丁寧に紡いだ授業となりました。卒業まであと80日(登校日)をきった6年生に選んだ題材は「思い出のメロディー」でした。

そよぐ風にさそわれ      白い風にさそわれ
いつのまにかさざめく波    いつのまにか流れる歌
やわらかな愛の歌       語り合う愛の歌
なつかしいあのメロディー   思い出のあのメロディー

夏の日のひざしあび      冬の日の光あび
きらめく風よ         輝く君よ
いつまでも いつまでも    いつまでも いつまでも
心のときめきを        心のときめきを
忘れずに 忘れずに      忘れずに 忘れずに
君に伝えて          僕に伝えて

齋藤教諭は,繰り返し歌われるフレーズ「いつまでも いつまでも」「忘れずに 忘れずに」にフォーカスし,このように問い掛けました。「表現主題(優しく思い出に浸りながら感動している様子を気持ちを込めて表現する)に近づくために,繰り返し部分をどのように歌えばいいのだろうか?」

その後,子どもたちはグループごとに集まって,演奏記号と関連づけながら考えたり,歌唱して試したり,試行錯誤しました。根拠となるのは,これまで積み上げてきた知識や感性で,音楽室いっぱいに広げられた拡大掲示物を熱心に読み解く姿が見られました。途中,範唱CDを聴いたことで,子どもたちの話し合いはさらに加速しました。

授業の終末,Aさんは「<優しく思い出に浸りながら>という表現主題を表そうとすると滑らかな感じになる③の歌い方がいいと思いました」と発言し,Bさんも「優しく感動を表すには,大きくなったり小さくなったりする③の歌い方がいいと思いました」と発言しました。さらに,既習の「強調=大きく,強く」という捉えに「気持ちを込める」という新たな考えが加わりました。

最後は学んだことを生かして,みんなで斉唱して授業が終わりました。とっても緩やかで優しい雰囲気に包まれた終わり方でした。このような温かい雰囲気で終われた理由は,この歌のもつ力と,子どもたちが自分の境遇と重ね合わせて歌えたこと。そして何よりも,授業者が,教室環境を整え,子どもたちに委ね,子どもたちの考えを尊重し,試行錯誤する時間をたっぷりと保証したことでした。参観して幸せな気持ちになる1時間でした。6年生の子どもたち,授業者の齋藤博美教諭,お疲れ様でした。そして,ありがとうございました。

2021年11月2日(火)
全校朝会でのお話

11月2日(火)全校朝会を行い、みんなでふたかわ祭の成功を喜び,労い合いました。以下は,私から子どもたちへのメッセージです。

みなさん,おはようございます。ふたかわ祭が終わりました。開会式で述べた「シン・共創の秋」というスローガンをみんなが意識して取り組み,素晴らしいふたかわ祭になりました。ステージ発表では,友だちを信じて,心を込めて,親しみを込めて,最高の笑顔で演奏したり,演技したりする姿が見られました。絵画作品もとても素敵でした。一人一人の個性がよく表れていました。

開会の言葉でも述べたとおりですが,どうか,各自が感じた絵のよさや感想を言葉で伝え合ってください。思っているだけでは伝わりません。言葉に出すことが大事です。教室に戻ったらでよいので,確実に伝え合ってください。

それではこれから,言葉を伝え合う練習を実際にやってみましょう。ルールはとても簡単です。これから1分間,自分の周りにいる人と軽く握手をして「ふたかわ祭ありがとう!」と言い合うだけです。これ以外の言葉を言う必要はありません。ただ「ふたかわ祭ありがとう!」と言うのです。1分間もありますから,自分の周りだけでなく,学年を超えて弟や妹の学年にも,お兄さんやお姉さんの学年にも,積極的に動いていって握手してみましょう。できますか?大丈夫ですか?はい,では全員立ってください。始めます。

‥1分経ちま~す。緩やかに終わりにしましょう。みなさん,元の場所に戻ってください。はい,お疲れ様でした。みんな,とても積極的に伝え合えたようですね。顔がニコニコしていて嬉しいですね。感想を聞いてみましょう。いま,どんな気持ちですか?(男女各1名ずつ指名)

2人とも「嬉しかった」という言葉が,私はとても嬉しいです。これだけ素晴らしいふたかわ祭を創り上げた自分を,自分たちを誇りに思って,次に進んでいきましょう。次の目標は,日常的には個々にあると思いますが,学校全体としての大きな目標は,11月26日(金)に行われるあることの大成功です。さて,何でしょうか?‥その通り!速いですね!そうです,「にじ色ランド」です。この行事に向かって学級で団結し,みんなで美しい「共創の秋」を再び創り上げましょう。みなさん一人一人の活躍に期待しています。

2021年10月30日(土)
大成功!一人一人が輝いたふたかわ祭!

10月30日(土)ふたかわ祭を開催しました。子どもたち一人一人が主役として輝き,保護者の皆様からも多数ご来校いただき,多くのお褒めの言葉をいただきました。お陰様で,大成功の1日となりました。皆様,本当にありがとうございました。詳細は「学校だより」にてお伝えします。

以下は,私が開会式で述べた言葉です。この期待通りの姿を披露できた子どもたちには,心から賞賛の拍手を贈ります。本当に素晴らしかった!惜しむらくは,コロナ禍のために,3部制で行わざるを得なかったことです。子どもたちがお互いのステージ発表を見合うことができなかったことです。なるべく早く動画にまとめて,子どもたちに,保護者や地域の皆様にお届けできるよう努力します。しばらくの間お待ちください。

さあ,今日は待ちに待ったふたかわ祭です。これまで一人一人が心を込めて制作してきた絵画が,堂々と体育館の後方に飾られています。どの作品も個性が出ていて,素晴らしいです!私は昨日,一人一人の作品をじっくりと鑑賞しましたが,とても感動しました。みなさんも先生やお友だちと一緒に鑑賞してきたと思いますが,どうかお互いに「よかったよ!感動したよ!」と声に出して,感想を伝え合ってください。

さて,これからのステージ発表では,各学年で磨き上げてきたパフォーマンスが披露されます。みなさんがお友だちと一緒に創った「共創」の成果を,これからここで観て,聴いて,感じることができると思うと,本当にワクワクしています。その期待感を「シン・共創の秋」というスローガンに込めました。さらに,カタカナの「シン」には,3つの願いを込めました。

① 信 ‥ 一緒にステージ発表をする友だちを信じて,自信をもって発表してほしい!
② 心 ‥ 心を込めて,見ているおうちの人に伝わるように演奏や演技をしてほしい!
③ 親 ‥ 緊張せずに,親しみをもって「笑顔」で発表してほしい!

見ている保護者の皆様からは,1,2年生ならではの「新」鮮さを,3,4年生ならではの意欲的な「進」取の気鋭を,当校の「真」打ちである5,6年生の「真」剣さを感じ取っていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。それでは最後まで,み~んなでステージ発表を楽しみましょう!

2021年10月22日(金)
3年生校外学習~マリンピア日本海で学ぶ

10月22日(金)このところ雨模様が続いていましたが,今日はお日さまが顔を出し,絶好の校外学習日和となりました。

マリンピアに到着し,担任と一緒に館内での過ごし方についての約束を確認。この日は一般のお客さんの他にも他校の小学校生や園児,高校生たちもたくさん訪れていました。「一人行動」を合い言葉に他のお客さんに迷惑をかけないよう気を付けて行動しました。

「いいクイズを作るぞ!」とはりきって館内散策に散っていく子どもたち。水槽の前で立ち止まり泳ぐ魚や説明をiPadでたくさん撮影していました。

お弁当はイルカスタジアムで食べました。悠々と泳ぐたくさんのイルカたちを見ながらのランチタイムになりました。

イルカショーを楽しんだ後は館内散策の続きです。もう一度見たい水槽を見に行く子,屋外プールにいるトドやアシカを見に行く子。タッチ水槽で生き物のさわり心地を楽しむ子と,午後の散策も楽しみました。

撮った写真は慣れた手つきですぐに仲間分けをして,学校に戻ってからの学習に使いやすいように整理していました。どんなクイズができるのか楽しみです。

末筆となりましたが,マリンピア日本海の皆様,ありがとうございました。(文責:教頭)

2021年10月20日(水)
文章を俯瞰して論理構成を見つけ出す授業

10月20日(水)4年生の国語で研究授業がありました。当校の教職員はもちろん,他校からも4名の教諭を迎えて,大勢の大人が見守る中での1時間でした。

ねらいは「よさをわかりやすく伝えるためには,そのよさを支える例が大事だ」という実感を子どもたちにもたせることです。そのために,伊比祥子教諭は「博多織」について書かれた短い文章(一部は自作)と「世界に誇る和紙」という2つの文章を用いました。そして優しい文章から難しい文章へと段階的に読み進めていきました。さらに「Yチャート」という思考ツールを用いることで,子どもたちが「よさ(伝えたいこと)」「説明」「例」の役割を捉え,文章全体を俯瞰できるようにしました。

そもそもなぜこの文章を読むのか?読む目的は何か?最終的に「自分が選んだ新潟の伝統文化のよさをおうちの人に伝えよう!」というゴールが,この単元では設定されました。「よりよく伝わる文章を自分が書けるようになるために,お手本になる文章からコツを学び取ろう!」子どもたちは,そう考えたのです。

今日の1時間,子どもたちは積極的に発言し,ペアで協議し,iPadを用いて一生懸命に考えました。難しい課題でしたが,一人一人が果敢に挑み,学びを深めました。授業の振り返りでは「伝えたいことをカバーする例の使い方がわかったから,伝えやすさを例がカバーするリーフレットにしたい」と書いた子どもがいました。多くの子どもが,同様の感想を書きました。まさに授業者がねらった姿でした。

来校した4名の教諭からは「両川小学校の子どもたちは積極的に学んでいますね!」とか「あいさつがとても良いですね!」とか「素晴らしい子どもたちですね!」とか,たくさんのお褒めの言葉をいただきました。嬉しかったです。伊比祥子教諭,4年生の子どもたち,今日は本当によく頑張りましたね!お疲れ様でした。

2021年10月19日(火)
サツマイモがたくさんたくさん採れました!

10月19日(火)本日,学級ごとに学校畑のサツマイモ掘りをしました。以下は,たんぽぽ学級での様子です。

「うわあ,でっか~い。」
「先生,ここにもあるよ!」
秋晴れの空の下,畑に子どもたちの元気な声が響きました。今日はたんぽぽ学級で育てたサツマイモの収穫をしました。

5月に植えた苗が5ヶ月でぐんぐん成長し,畑はサツマイモのつるでいっぱいになっていました。畑の一角を「たんぽぽ農園」と名付け,今年は野菜作りに取り組みました。

まずは長く伸びたつるを切り取り,春にかけてもらったマルチを剥がす作業からです。畝のマルチを剥がしたら,残ったつるを手掛かりにスコップで掘っていきます。一生懸命土を掘っていくと「あ!!あった!!」と子どもたちのうれしそうな声。見ると綺麗な紫色のサツマイモが顔をのぞかせていました。

スコップで丁寧に周りの土をどかしてから,今度は傷つけないように手でサツマイモの周りを掘ります。掘っても掘ってもまだ出てこないくらい,大きなサツマイモがたくさん収穫できました。「採ったぞー!」と,4個も5個も連なった大きなサツマイモを見せてくれる子どもたちの顔はとても満足そうでした。

一度収穫できるとどんどんと掘り進める子どもたち。みるみるうちに段ボール箱にサツマイモの山ができました。

土に触れ,泥んこになりながら身体で自然を感じ,伸び伸びと楽しそうな子どもたちの笑顔が見られました。

さあ,たくさん収穫できたサツマイモ,これからみなさんにどのように振る舞おうか相談中です。(文責:学級担任 坂井教諭)

2021年10月19日(火)
実りの秋!大きな梨が採れました!

10月19日(火)本日,4年生は岩崎農園様で,梨狩りを行いました。花粉付け,摘果,袋がけの作業を通して見守ってきた梨を,いよいよ収穫する時です。6月に袋がけをした際には,まだ青さが残り,袋にすっぽり入る大きさでしたが,畑に足を運んでみると,そこには,すっかり梨らしく成長した姿がありました。私たちがよく知る黄色い皮の色や,袋が破れるほど大きく育った様子に,子どもたちからも喜びの声が上がりました。

収穫する際は,無理に引っ張るのではなく,空に向かって優しく押すようにすると,簡単に枝から外すことができるそうです。梨農家の岩崎様に教えていただいたこつを生かして,梨の収穫を楽しんでいた子どもたちでした。

今年は,気候の影響で上手く育たなかった梨もあると聞いています。そのような中,岩崎様からは,梨に触れ合う機会を与えていただき,収穫後にはたくさんの梨をお土産にいただきました。大切に育ててくださった岩崎様に感謝の気持ちを込めて,両川の梨を味わってほしいと思います。今日は本当によく頑張りましたね!お疲れ様でした。(文責:学級担任 伊比教諭)

2021年10月14日(木)
1年生校外学習inいくとぴあ食花

10月14日(木)今日は,朝からとてもよいお天気で,わくわく感も倍増の1年生。大型バスに乗っていくとぴあ食花に出かけました。

はじめに「光と音のホール」へ。真っ白くて大きな紙が創作意欲を高めます。赤,黄,青の蛍光絵の具を使って創作タイムがスタート。4グループに分かれて,思い思いの絵を描き,紙面がどんどん埋まっていきます。文字を書く子もいました。みんなとても楽しそう。「そうだ,虹を描こう!」という友だちの提案で,最後は共同制作で仕上げるグループもありました。出来上がった絵は垂れ幕のようにつるして鑑賞タイム。部屋の電気が消えてブラックライトがつくと‥とても幻想的な作品が浮かび上がり「わぁ~」と歓声があがりました。

次は「動物ふれあいセンター」へ。5日(火)の事前学習会でお世話になったスタッフの中村様のお話を聞いた後,いろいろな動物たちを見学しながら動物クイズの答えを探しました。アルパカやヤギたちへのえさやりも体験しました。鼻息の音の大きさや,びっくりするくらい長い舌を見て腰の引ける子もたくさんいましたが,友だちから「こうやってあげればいいよ」と教えてもらい,自分の手からのえさやりに挑戦していました。

図鑑やiPadの写真を見るだけでは分からないことをたくさん体験した一日になりました。いくとぴあ食花の皆様,ありがとうございました。(文責:教頭)

2021年10月13日(水)
充実した2日間,修学旅行無事終了!

10月13日(水)今日は朝から小雨です。お世話になった旅館「新滝」を後にして,全員で鶴ヶ城に向かいました。子どもたちは名城のたたずまいに感銘を受けながら,天守閣めざして登っていきます。途中に展示してある歴史資料に見入りながら,iPadで撮影しながら,熱心に学ぶ姿が印象に残りました。勇壮な鶴ヶ城をバックに,傘を差しながらの記念撮影でしたが「これも風情があってよい」と解釈しました。

鶴ヶ城会館前に戻り,いよいよ班別研修の出発です。なんど!このタイミングで雨が止みました。青空も雲の隙間から見えてきました。「お天道様ありがとうございます‥」と思わず天に感謝しました。子どもたちはiPadをお供に,班ごとに颯爽と出発します。男女混合班でみんな仲良く,とても楽しげです。道に迷ったらiPadでググりながら,近くの人に聞きながら目的地を目指します。そして困ったら,Zoomで本部までアクセスします。これまでのように携帯電話はもちません。iPadとポケットWi-Fiをもって行動します。GIGAスクール元年の今年から始めた新しい形です。

私はチェックポイントの飯盛山下で,子どもたちを待ちました。どの班も予定通りに通過し,修学旅行を心から楽しんでいました。絵付け体験で作った白虎刀でポーズを取る子どもたちも多くいました。今回初めて,さざえ堂を子どもたちと一緒に登りました。目が回りました。お昼は班ごとに,事前に決めた美味しいお店で食べました。名物 会津頑固バーガーの巨大さに,子どもたちは驚いていました。

班別行動中のよさが,担任の長沢優志教諭からLINEでおくられてきました。「○班は,昭和なつかし館が定休日だったので,臨機応変に変更し,野口英世青春館に行きました」「全員から食べるものを聞き,店員を呼び,まとめて注文した班長さんが頼もしく見えました」自分たちで考え,臨機応変に行動する姿。仲間を思い,気遣って行動する姿。昨年の6年生にも見られた姿ですが,両川小学校の子どもたちの良さとして定着したと,嬉しく思いました。

出発前,長沢教諭が言っていた「天気が修学旅行の善し悪しを決めるのではない。一人一人の行動次第で,最高の修学旅行は創れるのだ!」の言葉通りになった修学旅行。楽しい思い出と多くの学びがあった最高の2日間でした。

2021年10月12日(火)
歴史に,偉人に,大自然に,多くを学んだ修学旅行1日目

10月12日(火)コロナ禍のために約1か月間延期となっていた修学旅行に,満を持して出発しました。天気予報はあいにくの雨。しかし,担任の長沢優志教諭からの「天気が修学旅行の善し悪しを決めるのではない。一人一人の行動次第で,最高の修学旅行は創れるのだ!」という言葉に,子どもたちの目は輝き,前向きスイッチが入りました。

最初の見学地は日新館です。江戸時代末期,数ある藩校の中でも「日本一」の誉れ高かったこの学校で,子どもたちは職員の方から素晴らしいお話をうかがいました。「日本一だというけど,何が日本一だったのか?お勉強ができた?確かに大事だ。武芸や運動に優れていた?それも確かに大事だ。でも,それが本当に価値あること?現代でも同じ?‥どんなにお勉強ができても運動ができても,人間性に勝るものはない。人としての生き方や人生観が最も大事なのではないか。日新館では,人としても心を磨くことを最も価値あることと教えた。その現れの一つが『什の掟』です。」

そう説明され,子どもたちが靴をそろえて座敷に上がってきたこと,人の話をうなずきながら熱心に聞いていることを具体的に褒めてくださいました。「両川小学校は素晴らしい学校ですね。みなさんの行動に,よさがにじみ出ていますね。」私は校長として,子どもたちを誇らしく思いました。

昨年の6年生が制定した「両川小学校10の掟」をベースとして,今年の6年生は「心得4箇条」を目指す姿に設定しました。

1 自分で考え,落ち着いて,助け合って行動する
2 周りの人のことを考え,ルールを守り,場面にあった行動をする
3 感謝の気持ちを言葉や態度で伝える
4 ハキハキとしたあいさつをする

この4つを意識して行動する姿が,座禅体験,野口英世記念館,カヌー体験,赤べこ絵付け体験,すべてで見られました。旅館での室長会,自己評価がほぼ◎で,△の人が一人もいなかったという報告に,6年生の凄さが表れていました。日頃から「素直」で「真面目」で「努力」する子どもたちに,天も味方してくれたのでしょう,雨は途中から上がり,最高の一日となりました。

2021年10月8日(金)
令和3年度前期教育活動,無事終了!

10月8日(金)前期終業式を行いました。最初に,全校児童を代表して,3年生 戸松柊乃丞さん,1年生 戸熊優月さん,5年生 斎藤優佳さん,3名から各自が頑張ったことの発表がありました。持久走記録会,係活動,委員会活動などでの頑張りが語られました。3名とも素晴らしい発表内容でした。

私からは,この半年間の歩みをWeb日記の記事に基づいてお話しさせていただきました。新型コロナウイルス感染症に気をつけながらも,全員が多くの学びを積み重ね,成長してきたことを讃え,「誇りをもって前へ進んでほしい!」と伝えました。

本日は,一人一人が通知表を持ち帰っています。通知表の見方は,裏面に掲載してありますので,よくお読みいただき,子どもたちに適切な言葉がけをお願いいたします。3観点等,もっと詳しい内容をお知りになりたい方は,昨年度の学校だよりNo12(2020.10.8号)をお読みください。くれぐれも,結果に一喜一憂せず,学級担任からの所見を親子でよく共有していただき,前期を前向きに振り返っていただきたいと思います。

最後に,水筒持参についてのお知らせです。5月に配付したお便りの通り,熱中症予防のための水筒持参は本日までとなります。ただし,季節外れの高温が予想される場合は,家庭からの水筒持参を甘受いたします。また,健康上の理由で通年,水筒持参を希望する場合は,個別に学級担任までご相談ください。よろしくお願いします。

2021年10月7日(木)
子どもたちの心に染みた読み聞かせ

10月7日(木)前期最後の読み聞かせが,3年生を対象に多目的ルームで行われました。今日は,佐々木隆子様と小菅知美様からご来校いただきました。佐々木様は『ざぼんじいさんのかきのき』(すどうあさえ・文 織茂恭子・絵)を最初に朗読されました。秋の季節にぴったりと合っていて,お話の中身もとても考えさせられる内容でした。

あまい柿をいつもひとりじめしていたざぼんじいさんと,葉っぱや枝しか分けてもらえなくても幸せいっぱいのまあばあさん。たとえ人から意地悪されてもそれをものともせず,むしろ楽しんでしまうような生き方もあり,そういう人の周りには,魅力を感じてたくさんの人が集まってくるものなんですね。逆に,自分のことだけ考えて周囲の人に感謝や施しをしない人は,最終的に不幸になる。大げさに言えば,人の生き方について書かれた絵本だなと感動しました。

次に,小菅様が『おごだてませんように』(くすのきしげのり・作 石井聖岳・絵)を朗読されました。こちらの絵本も,子どもの心に深く刺さる内容でした。

僕はいつも怒られてばかり。家ではお母さんに怒られ,学校では先生たちに怒られてしまいしまいます。ある日,マー君とター君を泣かせて怒られてしまいました。仲間はずれにした2人も悪いのに,僕だけが怒られてしまうのです。パンチやキックをした僕も悪いですが,「仲間に入れてやらへん」と心にパンチをした方も悪いはず。それなのに「ぼうりょくは いけません!!」と先生は僕だけを怒ったのです。本当は褒められたい。「ええ子やねえ」と本当は言われたいのに‥。

こんな僕でしたが,最後は僕の気持ちを理解したお母さんからいっぱい抱っこしてもらい,いっぱい「大好きだよ」と言ってもらえます。話に聞き入る子どもたちの顔も,心なしかぱっと明るくなったように見えました。

2冊とも佐々木様,小菅様が選書されました。3年生という発達段階の子どもたちには,2冊ともタイムリーな内容だったと思います。どうかおうちでも話題に出してみてください。末筆ながら,図書館ボランティアの佐々木隆子様,小菅知美様に心から御礼申し上げます。本日は本当にありがとうございました

2021年10月5日(火)
ますます楽しみに!動物ふれあい事前学習講座

10月5日(火)食育・花育センター(いくとぴあ食花)敷地内にある「動物ふれあいセンター」より,職員の中村琴乃様よりご来校いただき,1時間,授業をしていただきました。10月14日(木)に現地を訪れて,様々な体験活動を予定している1年生に「行ってみたいなあ」とか「楽しみだなあ」とか「こんなことを調べてみたいなあ」という気持ちをもってもらうためです。

講師の中村様からは最初に,施設の概要と,動物ふれあいセンターの役割についての説明がありました。「動物ふれあいセンターは,動物とのふれあいを通してやさしさや思いやりの気持ちを育み,動物への理解を深め,人と動物との関わりを学ぶための施設です。動物たちは,みなさんとの出会いをとても楽しみにしています。」

その後,アルパカ,カピバラ,ヒツジ,ヤギ,ポニー,ウサギ,モルモットなどの施設にいる動物たちの紹介があり,それぞれの動物の特徴やふれあい方のレクチャーがありました。子どもたちは,ふだん身近にはいない珍しい動物たちに興味をもち,中村様のお話に聞き入っていました。また,飼い主さんたちとの出会いをまっている犬や猫の映像がスライドで映ると「かわいい!」という声があちらこちらからあがりました。

授業の後半では,それぞれの動物たちに対する興味・関心をより深めてもらおうと,中村様からクイズが出題されました。中には「このうんちの形はどの動物かな?」などと,子どもたちの興味を強くひくクイズもありました。

実際にふれあうことでしか学べないことが,たくさんあることでしょう。10月14日(木)がとても楽しみですね。1年生のみなさん,ワクワクしながら出かけましょう。

末筆となりますが,本日の講師 中村琴乃様,お忙しい中にもかかわらずご来校いただき,楽しい授業をしていただき,本当にありがとうございました。また,訪問日当日もお世話になりますが,よろしくお願いいたします。

2021年10月4日(月)
小学校休業等対応支援金についてのお知らせ

国より「新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応支援金」の再開の案内がありましたので,お知らせいたします。この制度は,新型コロナウイルスの影響による小学校等の臨時休業等に伴い,子どもの世話を行うために,契約した仕事ができなくなった個人で仕事をする保護者へ支援金を支給する制度です。制度の詳細については,別紙および厚生労働省のホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10231.html)をご覧ください。

2021年9月30日(木)
走り抜いた!自分のゴールに向かって

9月30日(木)最高気温29℃と高い気温でしたが,時折さわやかな秋風が吹く中,2年ぶりに持久走記録会を開催しました。1,2年生は800m,3,4年生は1,200m,5,6年生は1,600mと,各自が事前に設定した自分だけのゴールを目指して,力強く駆けました。

この日に備えて子どもたちは,9月16日(木)より2週間,チャレンジランニングで走力を高めてきました。今日までに合計1,470枚ものシールが貼られ,総距離は約1,286kmにもなりました。これは,本州の端から端までに相当する距離であり,一人平均11km走ったことになります。これはすごいことです。事前の準備段階で,子どもたちは「長い距離を走り抜くことで,あきらめずに物事に取り組む気持ちを育てる」という目標を達成していたと思います。

今日は,体調不良やけがで参加できなかった人もいましたが,困難から逃げるような不参加はなく,一人一人が自分の立てた目標に向かって精一杯努力しました。途中で転んでしまった子どもがいました。突然の腹痛でみんなと一緒にスタートできず,あとで他学年と一緒に走った子どもがいました。スタート直前まで「走りたくない」とぼやきながらも,結果として昨年を超える記録を出した子どもがいました。親との約束を果たすべく,最後まで力走する子どもがいました。十人十色の走りがあり,子どもたち一人一人にドラマがありました。

開会式で子どもたちに話したことですが「この困難から逃げずに参加したこと自体に価値がある」と思っています。運動が得意な人ばかりではありません。順位やタイムを一昨年度と比較することも大事ですが,参加した!走った!ことが何より大事なのです。どうか,おうちでも,手放しで子どもの頑張りを讃えていただきたいと思います。

感染防止の観点から,今年度は無観客で行いました。保護者の皆様におかれましては,さぞかし,子どもたちの勇姿を間近でご覧になりたかったことでしょう。それにもかかわらず,多くの方からコロナ禍ゆえの事情にご理解,ご協力を賜り,無観客をお守りいただけましたことに心から感謝いたします。本当にありがとうございました。

2021年9月28日(火)
夢と愛にあふれた講演会

9月28日(火)3時間目,3年生総合学習「大好き!両川」で講演会を開催しました。講師は,酒屋町商工会理事で,ユメレンジャーのプロデューサーでもいらっしゃる小野直樹様です。今年で24年目となった「ゆめまつり酒屋」の始まりから,ユメレンジャー誕生秘話まで,熱く,熱く,そして3年生にもわかりやすく語ってくださいました。小野様からほとばしる地元愛に圧倒されるとともに,多くのことを学びました。以下,小野様の講演内容(要約)をお示しします。

現在,小野自動車を経営する傍ら,地域ボランティアとして消防の仕事を担ったり,ゆめまつり制作委員会で総合プロデューサー(シナリオ,構成,音響,司会)をやったり,自分が生まれ育った両川を盛り上げるために努力している。料理好きでもあり,美食倶楽部にも入っている。

酒屋は昔,賑わっていた。その賑わいを少しでも取り戻したくて,当時の商工会会長(父)の発案で始まったのが「ゆめまつり酒屋」だ。当初は,ゴーゴーレンジャーを呼んでいた。自分は,焼きそばを作っていた。1日作って疲れて終わり。これでいいのか。「ヒーローショーやったら」と,仲間が声をかけてくれ「よし,始めてみよう!」と決意した。たった2万円,5人のスタッフからのスタートだった。

両川といえば,川ふたつ。水が運んだ豊かな土壌と,生み出される水稲,梨などの農産物。そして,水運で栄えた歴史ある商店街。「両川の良さをもっともっと外に向かってアピールしたい!」という願い,そして何よりも「もっともっと子どもたちを喜ばせたい!ここに生まれてよかった!という思い出を作ってあげたい!」という思いが強かった。こうしてお祭り開始から10年という節目の年に「江南宣隊ユメレンジャー」は誕生した。

小2あたりまでを対象として,みんなが楽しめるように考えている。最初は,すごくかっこ悪かったが,現在では漢字の「夢」をモチーフにしたマスク(80万円)に変わり,かっこよくなった!ちなみに,胸のマークは,江南区の江をイメージしている。

何もないところからやり始め,チャレンジを重ねていったら,「ユメレンジャーにはテーマ曲が必要だろう」と作ってくれる人,「ムービー作らなきゃダメだろう」と動画制作を担ってくれる人,手伝ってくれる仲間がどんどん増えていった。チャレンジがチャンスをどんどん生み出し,いつの間にか大きくチェンジしていった。

プロデューサーは,人の得意なことや良いところをパズルのように組み合わせるのが仕事であり,「いいね」と褒めるのが役割だ。自分は「ここに生まれてよかった!楽しかった!」という思い出を子どもたちに作ってあげたい。そう思ってもらえる活動をこれからもどんどんやっていきたい。「先人たちの未来への思いの積み重ねを自分たちも‥」という思いでいる。

現在,両川にゆかりのある人15名ほどの仲間で制作している。ここ2年間はコロナ禍で実施できないが,工夫してイベントを開けたらと考えているところだ。ユメレンジャーは両川を飛び出し,江南区キャラクターとしても活躍している。You Tubeにて,新潟市紹介動画がアップされているので,ユメレンジャーの活躍をぜひ見てほしい。ちなみに,3色のレンジャーには多様性の願いを込めた。3色の組み合わせ次第で,何色にもなれる。どうか,そんな思いも込められていることを覚えておいてほしい。これからも情熱を失わずに両川のために,子どもたちのために,自分ができることを続けていく。

小野直樹様,感動しました。子どもたちの目は,爛々と輝いていました。きっと,小野様の熱い思いは,次の世代に確実に受け継がれていくことでしょう。本日は熱い講演を本当にありがとうございました。大変勉強になりました。(文責:瀬沼教諭)

2021年9月28日(火)
手にずしりと重い!実りの秋

9月28日(火)朝からお天気にも恵まれ,絶好の収穫の日を迎えました。今年は,種をまくところから始めた5年生18名の米作り。師匠は,こだわりの米作りに励む矢部夫妻と矢部様の長男,長女,そしてJA青年部の方たち。たくさんの師匠に支えてもらいながら,絶好の収穫日和の下,稲刈りを行いました。

本日のミッションは大きく分けて3つ。①手刈り体験 ②コンバインを運転しての機械刈り ③乾燥作業です。

最初に,矢部夫妻から手刈りのやり方,鎌の使い方を教えていただきました。軍手をはめて,鎌を持って,いよいよ稲刈りスタートです。最初はどの子も思うように刈れないようでしたが,師匠たちの的確にアドバイスのおかげで,あっという間に上達していき,すぐに上手に刈れるようになりました。さすが農業のプロたちです。18名の子どもたちは,30分間かけて,約167平方メートルの面積の稲を刈り取ることができました。

次は,コンバインを運転しての機械刈りです。運転の仕方を教えてくれたのは,矢部様の長男,長女。この日のために,東京の大学へ戻る日を遅らせて,稲刈りを手伝ってくれました。順番を待つ子どもたちの心はウキウキとドキドキとで落ち着かない様子でした。しかし,矢部様のやさしく丁寧な指導のお陰で,どの子も,笑顔でコンバインでの稲刈りをすることができました。

5年生の社会科教科書には,テキストとグラフで,昔と比べてコンバインが登場したお陰でどれだけ飛躍的に農作業が効率化したかが記されています。しかし,本日の手刈りと機械刈りのどちらも実際に体験した両川の子どもたちは,実際に体験してみないとわからない,農業の進化のすごさを実感したり,昔の人の苦労を心の底から思ったりすることができたと思います。

刈り取った稲は,コンバインで脱穀をしました。そして,トラックで矢部様の倉庫へ運び,乾燥機に入れました。

本日のミッションはここで終了。次回は,乾燥したお米を,千歯扱きと機械を使ってもみすりをしたり,選別・精米したりする予定です。次回もお楽しみに!(文責:中村教務主任)

2021年9月22日(水)
2年生,マリンピア日本海で興味津々

9月22日(水)2年生は午前中から,マリンピア日本海へ校外学習に出かけてきました。学校を出発した時は,青空の見える気持ちのよいお天気でしたが,マリンピア日本海に到着すると空模様が心配に。そこで先に屋外を見学して,その後に館内を見学することにしました。

「錦鯉の池」では,近くに集まってきた錦鯉の写真を撮影すると,ロイロノートに早速書き始める子どもたち。操作にもすっかり慣れた様子で,どんどん記録をしていました。「ペンギン海岸」では,すばしっこいペンギンたちの撮影に,子どもたちはやや苦戦していました。

館内に入ると順路にしたがって浅瀬の展示から徐々に深海コーナーへと移動。水深200メートルのコーナーでは「普段は会えないお魚だよ」と担当者からお話を聞いたことで,子どもたちはコンペイトウやニチリンヒトデなど深海に棲む生き物に見入っていました。

「南西諸島の海」にたどり着くとカラフルな可愛い魚たちがお出迎え。ニモでお馴染みのカクレクマノミが一番人気かと思ったのですが,子どもたちの注目の的はなんと!チンアナゴたちでした。砂の中に潜っている体の長さにビックリ!

見学に夢中になりながらも「お腹すいた~」「今何時?」と,正確に時を刻む腹時計です。校外学習の昼食はみんなで楽しく‥といきたいところですが,外出先でも感染防止対策のため,学校と同様にみんなで同じ方向を向いて食べました。

食後のイルカショーでダイナミックなジャンプを見ると気分も最高潮に。最後はみんなで大きく手を振ってイルカを見送りました。

質問タイムではマリンピア日本海副館長の大和様よりご協力いただきました。学校での調べ学習では分からなかったことや,調べてみて新たに疑問に思ったことについて,写真や絵を示しながら,丁寧に教えてくださいました。子どもたちは大和様のお話を聞きながら頷いたり,「えぇ~っ!?」と驚いたりしながら,事前に用意したロイロの質問カードにタッチペンや指でメモを取っていました。

帰りのバスが発車すると多くの子が間もなく夢の中へ。学校ではできないことをたくさん体験することができ,充実した一日になりました。末筆ながら,マリンピア日本海のスタッフの皆様,本日はありがとうございました。(文責:教頭)

2021年9月21日(火)
大成功!頑張った図書委員たち

9月21日(火)昼休みに,図書委員会主催「読み聞かせ会」(今年度第2回目)がなしっこ広場で開催されました。選ばれた絵本は,みんなお馴染みのエリック・カール作『はらぺこあおむし』です。楽しいストーリー展開と,大型絵本ならではの色の美しさに,みんなが魅了されました。

図書委員の小野馨子さん,小出悠里愛さん,藤田愛椛さんが,大型絵本の提示と朗読を順番に行いました。その後,末吉暁子 作,林明子 絵『もりのかくれんぼう』のよさが具体的に紹介され,「図書館まで借りに来て下さい」との誘いもありました。最後には,事前申込の人たちを対象に大抽選会が行われ,図書委員手作りの折り紙作品がプレゼントされました。今日の3人をはじめ,図書委員のみなさん,本当にチームワークよく,精一杯頑張りましたね。みなさんのおかげで,参加者はみな幸せな気持ちになりました。ありがとうございました。

2021年9月17日(金)
なしっこ広場で読み聞かせ会開催!

9月17日(金)昼休みに,図書委員会が主催する「読み聞かせ会」(今年度第1回目)がなしっこ広場で開催されました。選ばれた絵本は,中川ひろたか作,長谷川義史絵『おこる』です。

毎日毎日怒られてばかりの男の子は,どうして怒られてばかりなのか悩みます。そして,誰からも怒られない場所を求めて小舟で海にこぎ出すのです。やっとたどり着いた理想の場所で最高の幸せを得られたはずなのに,男の子はこれまで感じたことのない孤独感を味わいます。どうして人は怒るのだろうか?怒るとどうなるのだろうか?自分と向き合い,怒ることの意味について深く考える男の子。最後の「本当は誰も怒りたくないのに」という言葉で,人と人との結びつきについて深く考えさせられました。

図書委員の大野彩花さん,小熊櫂仁さんが司会進行を務め,佐藤鼓太朗さん,本田明仁さん,北上大輔さんが,大型絵本の提示と朗読を順番に行いました。皆さん,素晴らしかった!ありがとうございました!観客たちはみな,満足そうな表情で拍手を贈りました。

次回は21日(火)の昼休み,週明けとなります。絵本は『はらぺこあおむし』です。次回も一緒に楽しみましょう。

2021年9月16日(木)
いよいよスタート!チャレンジ・ランニング

9月16日(木)今日から全校でチャレンジ・ランニングが始まりました。チャレンジ・ランニングとは,今月末の持久走記録会に向け,20分休みを利用して走力を向上させる取組です。さわやかな秋晴れの中,自分のペースを守りながら,自分で設定した少し高い目標に向かって走る子どもたちの姿に感動しました。これからの2週間,自分で自分を鍛えていきましょう!

初めて参加する1年生と2年生(昨年度はコロナ禍で中止)には,2時間目の体育で丁寧なコース説明が行われました。「頑張って走るよ!」「簡単,簡単!」と,頼もしい言葉が多くの子どもたちから聞かれました。おうちでもぜひ,子どもの頑張りをたたえ,背中を押してあげてください。よろしくお願いいたします。

2021年9月15日(水)
ご来校いただきありがとうございました!

9月15日(水)13時50分より,夏休み明け初の授業参観を行いました。感染防止対策のため,入場を出席番号で半分に区切り,2部制にしての開催でした。多くの保護者の皆様よりご来校いただき,マナーを守って参観していただき,本当にありがとうございました。子どもたちは普段以上に生き生きと,嬉しそうに課題に取り組んでいました。

1年生では生活「体験型安全教室」、2年生では算数「水のかさ」,3年生では図工「自分のこびと図鑑」,4年生では道徳「スーパーモンスターカード」,5年生では算数「最小公倍数」,6年生では国語「熟語の成り立ち」,たんぽぽでは自立活動「お店の工夫を見つけよう」でした。手前味噌ですが,どの授業も子どもの意欲を喚起する様々な工夫が見られ,当校の教職員の実力を再認識しました。

子どもたちが本気で課題を追究するために,外部からゲストティーチャーもお招きしました。1年生「体験型安全教室」では,新潟市市民生活課より3名の防犯指導員の皆様。たんぽぽ「お店の工夫を見つけよう」では,ワークセンター藤見より3名の職員の皆様。皆様からそれぞれ,熱意のこもったご指導をいただいたおかげで,子どもたちの本気に火がつきました。心から感謝いたします。ありがとうございました。

また,ご来校いただいた6年生保護者の皆様には,修学旅行に関する情報をお伝えしました。2部制で一斉の時間がとれないことと,感染防止対策という2観点から,校長室前掲示板に壁新聞でお伝えする形をとりました。

新潟市の「新型コロナウイルス感染症防止対策本部会議」で,修学旅行の県外移動が許可される場合は,10月12日(火),13日(水)に,原案通りの計画で実施する。
新潟市の「新型コロナウイルス感染症防止対策本部会議」で, 修学旅行の県外移動が許可されない場合は,10月18日(月),19日(火)に,行き先を村上・胎内方面に変更して,ねらいを変えずに実施する。

簡単にまとめれば,上記の通りです。今後、新潟県の方針,新潟市の方針が決定次第,正式に文書でお伝えします。いずれにしても,これらの計画の大前提は「新型コロナウイルス感染者が出ないこと」となります。学校でも十分に対策を講じていきますが,ご家庭でも引き続き感染防止に努めていただきますようお願い申し上げます。

本日の授業参観,皆様,本当にありがとうございました。

2021年9月2日(木)
修学旅行の取りやめについて

9月2日(木)新潟市教育委員会からの通知(指示)を受けて,9月7日(火)から8日(水)に予定していた修学旅行を取りやめることとなりました。楽しみにしていた6年生のみなさん,保護者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたします。直前の決定で申し訳ありませんが,本日配付した文書をお読みいただき,何卒ご寛恕いただきますようお願い申し上げます。

2021年8月30日(月)
iPadを活用した教育活動について

8月30日(月)本日付で文書を2枚配付しました。1枚は,今後予想される学級閉鎖や休校の際に,iPadを用いてリモートで学校教育を継続していく具体策を示した文書(教育委員会発)と,もう1枚は,それに伴って改めて各ご家庭でのWifi環境についてお尋ねする文書(校長発)です。

感染状況が今後どのように推移していくのか,何とも言えない昨今ですが「悲観的に準備して楽観的に対応する」という危機管理の鉄則に則って,粛々と進めていくつもりです。保護者の皆様からは,引き続きご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2021年8月27日(金)
気を引き締め直して前へ!

8月27日(金)36日間の夏休みが終わり,今日からまた学校が始まりました。夏休みの間,大きな怪我や事故もなく,元気な子どもたちと再会できたことを大変嬉しく思います。コロナ禍で,子どもにとっては窮屈な思いをした日々だったかもしれませんが「本当の“楽しさ”を自分から求める夏休みを過ごせた人はどれだけいますか?」という問い掛けには,ほぼ全員が手を挙げました。ご家庭でのご指導の賜物だと感謝いたします。

この1か月間でコロナの感染状況が悪化し,見えない敵との闘いに誰もが疲弊しつつありますが,子どもたちの命を守り,さらなる成長を促していくために,学校として気合いを入れ直して,精一杯努めてまいります。具体的には,教育委員会からの文書①私からの文書,の2枚を本日配付しました。これをよくご覧いただき,適切な対応やご協力をお願いいたします。教育委員会からもう一枚,文書②が発出されましたが,内容にダブりがある(新情報のみ赤字にしました)ため,印刷・配付は控えました。各自がクリックしてご覧ください。

最後に,学校での感染防止対策について,川崎七奈養護教諭が子どもたちに次のことを伝えました。
1 毎日の健康観察を確実に!
2 歯磨きの仕方について4点を守ろう!
  最中にしゃべらない・自席で磨く・うがいの水は静かに出す・事後に自席を消毒
3 次のタイミングで確実に手を洗おう!
  登校したら・休み時間あけ・トイレの後・給食の前・掃除の後・体育の後

これまでも守ってきたことですが,気を引き締め直して,みんなで進んでいこうと思います。保護者の皆様にも,これまで以上のご理解・ご協力をお願い申し上げます。

2021年8月2日(月)
カブトムシとノコギリクワガタがいる夏休み

8月1日(日)早朝に採集されたカブトムシとノコギリクワガタです。合計7匹います。私が捕まえました‥と言いたいところですが,違います。新発田在住の方が捕まえたものを無料で譲り受けました。大変親切な方で「もしもっと必要なら,子どもたちが喜ぶのなら,また遠慮なく言ってください」とまでおっしゃってくださいました。本当にありがとうございました。心から感謝いたします。夏休みが終わるまでは私の家で飼いますが,27日(金)以降は,校長室で飼育しますので,いつでも見に来てください。大事に育てたいと思っています。

2021年7月27日(火)
ビッグスワンで躍動した両川魂!

7月27日(火),第51回 新潟市小学校陸上競技記録会 東地区大会がデンカビッグスワンスタジアムにて,2年ぶりに開催されました。当日は台風8号の影響で一時的に激しい雨にも見舞われましたが,大会役員が適宜フィールドコンディションを整えながら,最後までやり通すことができました。当校からは5年生12名,6年生11名,合計23名の児童が参加し,ベストを尽くしました。結果は次の通りです(敬称略)。

5年女子100M‥青木琴芭18”07 大橋優薫19”23
5年男子100M‥佐藤尋15”97 渡辺倖大18”20
5年女子80MH‥藤田愛椛18”91 小出悠里愛21”14
5年男子80MH‥村山惺南17”99 北上大輔17”92
5年女子4×100MR?小出・羽田・田浦・藤田1’10”03
5年男子4×100MR?坂井・畑野・北上・村山1’05”64

6年女子100M‥大野彩花16”75 小出美空19”40
6年男子100M‥坂井拓磨14”54 山崎結輝斗14”96
6年女子80MH‥堀川結衣19”37 熊倉陽香20”62
6年男子80MH‥佐藤鼓太朗18”26 石原尊16”99
6年女子4×100MR?大野・堀川・堀・澤口1’07”44
6年男子4×100MR?坂井・山崎・杉山・石原58”29

ビッグスワンという最高の舞台で,当日の体調や緊張感を乗り越えて,誰一人棄権することなく,全員が,昨日の自分に挑めたことは賞賛に値します。子どもたち一人一人の姿から,両川魂を十分感じ取ることができました。リレーのチームワークも素晴らしかった。大変感動すると共に,子どもたちの姿を誇りに思いました。みんな,よく頑張りました!この経験を通して得たことを,今後の生活にも生かしていきましょう。最後になりますが,保護者の皆様,子どもたちへの熱い声援とバックアップをありがとうございました。心から感謝いたします。

2021年7月21日(水)
安全・健康で充実した夏休みを!

7月21日(水)夏休み前最後の全校朝会を行いました。「陸上記録会選手激励会」もこの中で開催し,選手代表の小出美空さんは力強い決意を述べました。森現喜さんの激励の言葉にもあった通り,27日(火)には学校代表としての誇りを胸に,自己ベストを出せるように頑張ってほしいと思います。

私から子どもたち全員に,iPadを使ったチャレンジを呼びかけました。今日発行した学校だよりも合わせてお読みいただき,子どもたちの背中を押してあげていただきたいです。以下,私が話した内容の要約です。


明日から待ちに待った夏休みです。36日間という長期のお休みとなりますが,今年もコロナ禍のために少し寂しい夏休みになるかもしれません。でも,そういうときだからこそ,おうちの中で工夫して「本当の楽しさ」を自分で創り出せる人になってほしいです。「本当の楽しさ」とは,少しの我慢と少しの努力で,今までできなかったことができるようになったときに感じられる気持ちです。全く何もない状態から自分なりに工夫して,何かを生み出したり表現したりしたときに感じられる気持ちです。チャンス・チャレンジ・チェンジの合言葉を夏休み中も忘れずに,自分を成長させることに楽しさを見出してください。今年の夏は,幸いなことにiPadがみなさんの横にあります。これを使えば,いろんなことにチャレンジできます。今日の学校だより,よく読んでください。みなさん一人一人の様々な興味・関心を満たすため,67のコンクールを案内し,両川小学校HP上にもアップしました。iPadからこの学校だよりを開き,自分が挑戦できそうなコンクールのURLをダブルクリックすれば,応募フォームにジャンプします。簡単です。あとは応募するだけです。漢字が好きな人には,自分で新しい漢字を考える「創作漢字コンテスト」がお勧めです。漫画好きな人には,「4コマ漫画大賞」がお勧めです。いままでiPadに撮りためた写真を「写真コンテスト 働く姿」に出すのもいいでしょう。野球少年には「野球で自由研究コンテスト!」を力強く勧めます。ほんの一例です。前回の全校朝会でもお話しした通り,一人一人が自分の興味・関心に合わせて自由に選択し,必ず応募してください。入賞は二の次です。応募することに意味があります。

最後に,命・健康についてお話しします。夏休み中に健康を害したり,命を失ったりしてはいけません。まずは,コロナに感染しないように三密を避け,手洗い・うがいを忘れずに過ごしてください。熱中症にも注意が必要です。こまめな水分補給を心がけ,猛暑の日中は出歩かないようにしましょう。水の事故や交通事故も心配です。特に海では,自分の泳力を過信せず,離岸流にあってもおぼれないよう浮き輪を身に付けて泳いでください。また,自転車の乗り方にも注意が必要です。特に交差点では,絶対に止まること。狭い道から広い道に,急に飛び出さないことを心掛けてください。

生活指導主任の瀬沼教諭は,子どもたちが覚えやすいように次のスローガンで「夏休み生活の要点」を伝えました。
な にかにチャレンジ
つ ねに安全に
や すみでもきまりよく
ス ケジュールを決めて
み んな元気で過ごしましょう!


子どもたちをおうちに返す夏休みです。安全・健康で充実した日々になるよう,ご家庭でのご指導をお願いいたします。8月27日(金)に,子どもたちの元気な顔と再会できることを職員一同楽しみにしています。

2021年7月15日(木)
梅雨明け!夏空!躍動する子どもたち!

7月15日(木)昨日の梅雨明け宣言通り,真っ青に広がった夏空の下,子どもたちはプールで思い切り躍動しました。前向きスクリーム!を踊るみんなの体のキレが,どんどん良くなっていきました。今日で3回目を終える1,2,5,6年生,明日で3回目が終わる3,4年生,みんな,プールを楽しみましたね。今年の水泳授業は,明日ですべて終了です。もっと泳ぎたかった!みんなと一緒にもっと楽しみたかった!そういう人もいるかもしれませんが,続きは夏休み中に,お家の人と一緒に楽しんでください。

2021年7月15日(木)
市教委から追加のお願い

iPad持ち帰りについて保護者宛の文書を先日配付したばかりですが,新潟市教育委員会学校支援課から,追加の文書が発出されました。そのため本日,子どもたちに配付しました。「夏休み中の学童保育施設,公民館,図書館において,iPadをどんどん活用してほしい」というのが主な内容です。詳細は文書をよくお読みください。「新潟市の所有物であるiPadを自由に使っていい」という権利が与えられる見返りとして,使用者(保護者)には相応の義務が生じます。iPad個々の情報の秘密保持と,適切な使い方(取扱いも含む)という2つの義務です。このことも詳しく書いてありますので,よくお読みいただき,ご協力ください。子どもたちにとって「ドラえもんの四次元ポケット」になることを期待しています。

2021年7月14日(水)
両川小中の伝統となるか?!サマースクール

7月13日(火),14日(水)の放課後,サマースクールを実施しました。「中学生から教えてもらうことを通して,学習内容についての理解を深めたり,中学生に対して憧れや感謝の気持ちをもったりできる」「小学生に教えることを通して,教科の本質を見つめ,基礎的な資質・能力を高めたり,小学生から感謝されることで自己有用感を味わったりできる」という2つのねらいを設定し,小学生にとっても,中学生にとっても,有益な機会,時間となることを企図しました。そのためにこだわったのは,質の高い問題提示と,自己選択・自己決定というプロセスでした。結果は,ねらい通りとなりました。2日間で延べ40名(小学生30名+中学生10名)が参加し,双方から「楽しかった」「また参加したい」という声が聞かれました。集中して問題を解く小学生の姿,中学生が丁寧に優しく教える姿が,とても輝いて見えました。これまでも補習授業としてのサマースクール,ウィンタースクールはありましたが,この方法(自主参加+中学生が小学生に教える)に変えたのは,昨年12月14日(月),15日(火)のウィンタースクールからです(学校だよりNo.16を参照)。2回目にして,すでに両川小中の伝統になりつつある?!そんな手応えを強く感じました。参加した子どもたち,素晴らしかったよ!また冬に会いましょう!

2021年7月12日(月)
数学の本質に触れた研究授業

7月12日(月)3時間目に,1年生の算数で研究授業を行いました。子どもたちの前にパンとソーセージが並べられ「パンが4つ,ソーセージが3つ,どちらがいくつ多いですか?」という問いが,担任の佐々木美幸教諭から発せられました。子どもたちは瞬間的に「パンが1つ多い」と答えます。目の前に置かれたパンとソーセージは組み合わせられ,3つのホットドッグが出来上がります。確かにパンが1つ余りました。だから,答えは「パンが1つ多い」で間違いありません。そこで佐々木教諭はさらに問います。「昨日は『パンが4つありました。3つ食べました。残りはいくつでしょうか』という問題で,4-3=1という式を作りましたね。今日の問題も,4-3=1でいいのかな?」

さあ,子どもたちは困ってしましました。「4-3=1の意味は,なんだったっけ?昨日は食べて3つなくなったから,引き算でよかった。でも今日の問題は,とっていないし,減ってもいないし。引き算で表していいものなのか?」ああでもない,こうでもないと,試行錯誤の時間です。ブロックを使って考える人もいれば,紙に絵を描いて考える人もいました。

主体的で対話的な時間がしばらく続いた後,子どもたちが出した結論は「4はパンの数で,3はソーセージの数。どっちが多いかは,実際にペアを作ってみるとパンが多いことが分かる。3は,形を変えてホットドッグになった数とも言える。そう考えると,減ったり取ったりするときだけが引き算でなく,変わったことも引き算で表していいんだ。だから,いくつ多い?の時も4-3=1でいい。」

これまで学んだことと比較しながら,「減る」「取る」「比べる」「変わる」などの言葉を大事にしながら,数式の意味を見出していった子どもたちの姿に,私は感動しました。大人になると機械的に数字を当てはめて解くだけで,そこには何の感動もありません。しかし,今日の1時間は「具体的な現象を抽象的な概念に置き換えて問題解決していく」という数学の本質に触れる,感動ある時間でした。1年生の子どもたち,よく頑張りました。担任の佐々木美幸教諭,大変お疲れ様でした。そして,ありがとうございました。

2021年7月9日(金)
子どもの心に火がついた!リトルファイアースクール

7月9日(金)10時半より,江南消防署より5名の署員からご来校いただき,3年生を対象としたリトルファイアースクールを行いました。本日は火事などの緊急出動がなかったため,大型はしご車で駆けつけていただきました。子どもたちは大きな車両を目の前にしながら,さまざまな実演,体験を通して,生き生きと学びました。

まずは,エンジンカッターで鉄のパイプをつぶしたり,切ったりする実演からスタートしました。その威力に,みんな圧倒されました。大型はしご車のはしごを2階にかけて登る様子も見ました。最大3階まで伸びたはしごを,首を曲げてみんなで見上げました。

次は,自分の興味をもったことを自由に体験する時間でした。さまざまな道具類の用途を丁寧に説明してもらい,触らせてもらいました。一つ一つの重さに,子どもたちは驚いていました。大型はしご車の運転席に座らせてもらった人もいました。さらに,防火服も着せていただき,凜々しい姿で記念写真を撮ることができました。

最後は質問タイムでした。もっと聞きたいことがどんどん出され,その一つ一つに消防士さんから丁寧に答えていただきました。最後に「将来,消防士さんになりたいと思った人は手をあげて」という呼び掛けに,大勢の子どもたちがまっすぐに手をあげました。貴重な体験を通して,多くの発見と喜びがあった1時間でした。江南消防署からご来校いただいた5名の皆様,本日はお忙しい中にもかかわらず,本当にありがとうございました。感謝いたします。

2021年7月8日(木)
学びを深めるための道具としてのタブレット

昨日7月7日(水)より,全校一斉にタブレット持ち帰りを始めました。夏休みの本格的な持ち帰りを前に,3日間連続して持ち帰ることで,問題点はないかを確認するためです。早速,「ロイロノートにログインできない」等の相談が寄せられ,相談には丁寧に対応させていただいております。

さて,先日のWebダイアリーでもお伝えしましたが,タブレット持ち帰りと各家庭での利用推奨は,新潟市全体の取組であり,子どもたちの情報活用能力を高め,学習への主体的態度を育むことを目的としています。その大本は,文部科学省が進める「GIGAスクール構想」であり,その実現の手段としてのタブレット利用なのです(詳しくは,昨日配付した文書や,過去の学校だよりをお読みください)。したがって,オンラインゲームに興じたり,娯楽目的の動画視聴に明け暮れたりするのは目的外使用となり,かえって子どもの家庭生活に悪影響を及ぼします。ネットを通じた仲間外しや,個人への暴言,誹謗,中傷などは言語道断で,もし発生すれば,事態は最悪です。そうならないために,新潟市教育委員会ではタブレットにフィルタリングをかけ,いつでも個人の使用履歴を閲覧できるようにしています(このことは,署名していただいた確認書にも明記してありました)。また,学校では子どもたちとともに,タブレット使用のルールを確認し,新潟市GIGA宣言「学びを深め,学校生活を豊かにするために活用します」「人がいやがることや人を傷付けることはしません」を,何度も唱和してきました。

どうかご家庭での使用が,子どもたちの情報活用能力を伸ばし,主体的に学習へ取り組む態度育成へとつながるように,保護者として後押ししてあげてください。左に「両川小学校 GIGAの掟」というバナーをつけました。ダブルクリックすると昨日配付した「両川小 タブレット使用の掟」が開きます。これに基づいて,具体的にご指導いただけることを期待しています。よろしくお願いします。

2021年7月6日(火)
市之瀬幼稚園の研究会から学ぶ

7月6日(火)9時から10時まで,市之瀬幼稚園 5歳児さくら組の研究保育を参観してきました。保育室いっぱいに創られた天の河が流れる「流れ星ランド」という場で,3歳児,4歳児の子どもたちをどうすれば楽しませることができるのか?5歳児4名で考案した「宝探し」という仕掛けをもっと難しくすることで,3歳児,4歳児に「楽しい」と思わせることができるのではないか?そんな思いや願いを核として,この1時間が展開していきました。

5歳児の子どもたちは考えます。「宝物の数を増やしたらいいのではないか?」「宝物の隠し場所を複雑にしたらいいのではないか?」思い付いたことを友だち同士で意見交換しながら,30分間かけて試行錯誤しながら,子どもたちは様々な場所に宝物を仕掛けていきました。トンネルの上部に仕掛けたり,曲がり角の端っこに仕掛けたり,目立たないように箱自体をガムテープで覆ったり,小さな子どもでも気付くように下に仕掛けたり,逆に大きな飾りにしか見えないお星様の中に仕掛けたり‥。子どもたちは生き生きと発想し,臨機応変に動いていました。

仕掛け時間が終わり,いよいよ3歳児,4歳児がトンネル内に入ります。みんな興味津々で,宝探しに興じました。お宝はきらきらテープで装飾されたペットボトルキャップです。これを見つけるたびに,先生やお友だちに自慢する3歳児,4歳児の笑顔がとても可愛らしかったです。ただ,これだけで終わらないのが5歳児たちの工夫です。お宝を3個集めた人に,紙コップで創ったロケットと発射台を手渡します。これを用いて,天の河できらめく星に向かって,ロケットを発射させるのです。ロケットが星へ届くか?どうすればうまく星まで飛ばせるのか?3歳児,4歳児たちは,最後までハラハラドキドキしながら「流れ星ランド」を楽しんでいました。

時間の最後には,5歳児が協力して大きな段ボールに切り込みを入れていました。私は「そうか,もう後片付けまでやるんだな。速いな~」と思って眺めていましたが,真相は「大きな段ボール箱の中で,次に向けた秘密の話し合いをするため」なのだそうです。5歳児たちの「3歳児,4歳児をもっともっと楽しませたい!」という強い目的意識,飽くなき探究心に,驚きました。さらに5歳児4名は,3歳児,4歳児が去った後の「流れ星ランド」全体を冷静に点検し始めました。仕掛けた宝物がすべて見つけ出されているか?見つけられなかった場所はないか?壊れた箇所はないか?さながら,閉園後の遊園地職員のようでした。この事実を元に,次時,「段ボール会議室」での話し合いになるのだそうです。

一教師として,多くの学びがある1時間でした。何といっても驚かされたのは,子どもの目的意識を核として授業を構成していったという事実です。(そもそも「流れ星ランド」というアイディアが子どもの発想だったそうです。)そして,子どもの試行錯誤を大事にしながら,体験して生まれる気付きや問題意識を教師が上手につなぎ,次の目的意識や課題を生み出していったことです。これは,校種を超えて授業づくりの芯になることです。改めて,その大切さに気付かされました。末筆ながら,太田伸男園長先生をはじめとする市之瀬幼稚園の先生方に敬意と感謝を表します。今日は,本当にありがとうございました

2021年7月2日(金)
SDGsについて学んだ1時間

7月2日(金)3時間目に,古泉修行(なおゆき)様をゲストティーチャーとしてお招きし,6年生の総合的な学習でSDGsについて学びました。今日は,3時間ご来校いただくうちの初日でした。古泉様は弱冠16歳で,6年生から見ると4つ年上のお兄さんということになりますが,すごい経歴の持ち主です。小学校4年生で発展途上国支援活動を始め,小学校6年生で子ども国連大使としてニューヨークにある国連本部でスピーチし,中学校2年生でカンボジアの現地視察で感じたことを再び国連本部で語り,職員とディスカッションまでしました。発展途上国支援,経済格差の是正,地球環境問題に強い関心をもち,自分ができることは何かを常に考え,行動を重ねてきた人物です。そんな古泉様のお話に,6年生は魅了されました。以下,SDGsについて古泉様が語った内容です。

SDGsとは,Sustainable Development Goalsの頭文字をとったもので「持続可能な開発目標」と日本語訳できる。持続可能とは「人間が地球に住み続けることができること」で,開発とは「よりよい世界を創る」ことを意味し,そのために17の目標を設定して努力していこうという決意が,この取組の背景にある。2015年に国連が発表した。それだけ現在の地球は,世界は,問題山積で,このままでは立ち行かなくなってしまう深刻な状況なのだ。私は小学4年生時に,泥水をすすって命をつなぐ途上国の子どもの写真と,まだ食べられる賞味期限切れの食品が大量に廃棄される日本の写真(日本は世界一の食品廃棄国!)を見て,情動を抑えられなかった。同じ時代に生まれた私たちなのに,生まれた場所が違うだけで,こんなにも違う生活を送っている。なぜなんだ?!理屈を超えて,どうしようもない,抑えきれない気持ちになった。それが私の原体験である。

SDGsの理念は「Leave no one behind(誰一人取り残さない!)」だ。そのために,自分たちの身の回りで起きていることの重みを理解して,自分たちで解決することが求められる。例えば,今日は2つのテーマに絞って考えたい。1つは「私たちの身につけている衣服」についてだ。一般に広く流通しているポリエステル100%の服は,2つの点で問題を含んでいる。原料となる石油は有限だからいつかは枯渇すること。製造過程と廃棄過程で二酸化炭素を排出してしまうこと。これを解消するために自分にできることは「お気に入りの服を長く着られるようにする」ことだ。たったそれだけ?と思っただろうか。何か新しいことを始めるのではなく,自分の今までやってきたことを見直すだけで,事態は改善していくのだ。他にも「なるべく天然素材の服を選ぶ」「オーガニックコットンを使った服を選ぶ」「使い終わった服を寄付する」など,私たちにできることはある。2つめのテーマは「私たちの命を支える食品」だ。まだ食べられるのに廃棄されていく「食品ロス」の問題,「食品の安定した生産」の問題,「食品の輸出入の問題」だ。チョコレートに絞って考える。原料であるカカオは,81%がガーナで生産されている。世界中で多くの人から愛されているチョコレートだが,ガーナのカカオ農家はいつまで経っても豊かにならない。子どもたちは学校にも通えず,過酷な労働を強いられている。原因は,不当に安い賃金で労働させられ,不当に安い値段でカカオが買い取られているからだ。この状態を解消するために,心ある食品メーカーはフェアトレード(公正な取引)を始めた。それは,適正な価格でカカオを買い取ることで,生産者の生活水準を向上させようという取組だ。日本の森永製菓もすでに始めている。商品にはフェアトレードマークがつけられている。この商品を選んで買うことで,私たちはSDGsに参加することになる。たったそれだけでいいのだ。今日,最も分かってほしかったことは「SDGsは難しくない。日常生活の中で取り組めることはたくさんある。一人でもできる」ということだ。

熱い魂の持ち主である古泉様のお話から,6年生は強く刺激を受けたようでした。最後に古泉様から投げかけられた「私たちが今日からできることは何だろうか?」という問い掛けに,真剣に悩む6年生の姿が印象に残りました。次回の授業は2週間後です。それまでに,各自がこれからの自分の在り方,生き方について,真剣に考えていきましょう。末筆ながら,古泉修行様,本日は大変考えさせられるお話をありがとうございました。これからも多くの刺激をお願いします。

2021年7月1日(木)
令和3年も後半に入りました

7月1日(木)全校朝会を行いました。中身は「あいさつ標語」他の表彰と「iPad持ち帰り」の説明と「7月の生活目標」の設定についてでした。iPadを夏休み中に持ち帰ることは,当校だけでなく全市一斉に行われることであり,新潟市教育委員会がその意義を動画にまとめました。全校で視聴しましたが,保護者からもぜひご覧いただけましたら幸いです。来週末には「お試し持ち帰り」を全校で行います。その際には細かなきまりも配付しますので,どうか意義のある持ち帰りになりますよう,ご家庭でもご指導ください。

私としては,一昨年度,昨年度と学校だよりで紹介したように,様々な全国コンクールにiPadを使ってweb上から応募してほしいと願っています。子どもたち自らが選択して,自分の意思で挑んでみる。結果が伴えば最高ですが,たとえ伴わなくても,挑戦すること自体に価値があると思っています。子どもたちには,次のように語りかけました。

iPadはドラえもんの「四次元ポケット」です。多くのコンクールに自ら応募したり,自分の興味あることをとことん調べたり,日本を飛び出して世界の現在をのぞいてみたり,自分のよさをどんどん伸ばす使い方をしてほしいです。そして,自分の可能性を無限に広げてほしいです。みなさんのチャレンジをとっても楽しみにしています。

あいさつ標語は,次の2作品が優秀賞に選ばれました。中学生の作品と共にポスターとなって,1年間,学校内外に掲示される予定です。おめでとうございました。
「あいさつで みんなにこにこ いいきぶん」  1年 江川真桜さん
「声と笑顔で ばかいいあいさつ さわやかだ」 5年 坂井奏太さん

2021年6月29日(火)
アグリパークツアーズ 食べることは命をいただくこと

6月29日(火),待ちに待ったアグリパークツアーズの日がやってきました。このツアーの目的は,「自分みがき」を頑張り,友だちと助け合うことでチーム力を高めること,そして,農業について学ぶことの2つです。後者については,社会科や総合の梨作りなどと関連させながら,事前に学習を行ってきました。特に畜産では,酪農を中心に学習し,肉牛も乳牛も最終的には出荷されることや,私たちが普段飲んでいる牛乳は母牛が子牛のために出すお乳であることなどを知りました。人間のために生かされ,人間のために生涯を終える牛たちに思いを馳せながら迎えた当日でした。

様々な体験を通して,友だちと協力して活動することの楽しさ,たり前のように食べている野菜や肉が大切に育てられてきたものであること,他の命をいただくことで自分たちが生かされていることなどを感じることができました。この経験を今後の生活につなげ,周りの人や食べ物に感謝できる人になってほしいと思います。(文責:担任 伊比祥子)

2021年6月29日(火)
ウォーターボーイズ&ガールズ in 両川小学校

6月29日(火)3,4時間目に,1年生と6年生が合同で水泳授業を行いました。昨日はプレ授業として,1年生は水着に着替えてプール施設を見学したり,プールサイドを歩いたりしましたが,実際にプールへ入るのは今日が初めてでした。長沢体育主任の指導の下,子どもたちは少しずつ水に慣れていきました。特に1年生の様子を注視していましたが,水が怖くて泣き出す子など一人もいませんでした。それどころか,授業の後半では互いに距離を保った状態で,プールの中で「前向きスクリーム!」「ハピネス」「RPG」と運動会でのダンスを元気いっぱいに踊ったのです!6先生はさらに「タタロチカ」(5年生の自然教室で踊ったフォークダンス)にも興じました。1年生も6年生もみんなが楽しげに踊る姿を見て,私はとっても嬉しくなりました!水しぶきを上げながら,みんなでシンクロする姿は,映画「ウォーターボーイズ」のようでした。各学年とも合計3回の水泳授業です。どうか最後まで安全に,楽しく,水とお友達になれるように取り組みましょう。

2021年6月25日(金)
様々な資料を根拠に,自ら考え,判断し,表現する姿

6月25日(金)5時間目に,5年生で社会科の研究授業を行いました。授業開始からノリノリで意見を主張し,賛同の拍手を自然に送り,次の人へつないでいく姿が見られました。学習課題は二者択一の発問で「これからの日本の米作りはどっち?」でした。いくつかの農家で米作りをすべきか,一つの農家で米作りをすべきか,子どもたちはみな真剣に考え,悩み,迷っていました。それでも,これまで得た知識を根拠にあげて,相手を説得するための意見を次々と述べていきました。素晴らしい姿でした。詳しくは,来週発行の学校だよりNo.6で綴ります。楽しみにしていてください。

最後に,感動したことをもう一つ付け加えます。5年生の両隣の4,6年生の自習態度が本当に立派でした。iPadを使って調べものをしたり,紙の問題集に向かったり,一人一人が自分で決めた課題に集中して取り組んでいました。嬉しかったです。

2021年6月23日(水)
実感した分別リサイクルの大切さ

6月23日(水)3,4時間目に,新潟市環境部廃棄物対策課清掃事務所より6名の皆様(宮原禎淑様,伊藤勝様,中村成彦様,河田興栄様,前山義晴様,坂井宣博様)からご来校いただき,4年生を対象に,ごみに関する授業をしていただきました。ゲストティーチャーの皆様から教えていただいたごみに関する数字は,どれも驚きでした。新潟市のごみ集積場の数‥15,900カ所 新潟市の家庭から出る1日の量‥467トン(アフリカ象雄1頭が約5トンで約93頭分!)ごみ処理にかかる時間とお金は膨大であり,埋め立て処理にも限界があるとのことです。だからこそ,分別が必要なのですね。分別クイズでは子どもたちから多くの手が上がり,歓声が上がりました。ごみ収集車の内側を大きく開き,見せていただきました。その後の質問タイムでは,子どもたちから多くの質問が出ました。リサイクルの意味,地球環境との関連,ごみ収集の苦労などが質疑応答でより明確になっていきました。お仕事に従事されている専門の方から,本物のお話を伺うと大変勉強になりますね。新潟市環境部廃棄物対策課清掃事務所の皆様,本日は本当にありがとうございました。

2021年6月23日(水)
6年生が1年生に楽しい読み聞かせ

6月23日(水)読書の時間に,6年生の図書委員 佐藤さんが1年生に読み聞かせを行いました。本は,くすのきしげのり作・大島妙子絵『あっ!みーつけたっ!!』です。主人公が毎日,次々といろんな石を見つけて拾ってきます。そして,その石に色を塗って次々と動物にしていきます。さて,なぜなのでしょうか?最後にはとても心温まるエンディングが待っていました。このお話を佐藤さんは,とても聴き取りやすい声で,感情豊かに読み上げました。1年生はみな,佐藤さんの朗読に引き込まれました。関西弁を話す主人公の台詞をイントネーションに気をつけながら,なりきりながら読み通した姿に感動しました。読み聞かせ後には,主人公の顔真似まで披露してくれて,1年生はとても喜んでいました。「かっこよかった!」という感想も聞かれました。ここまでずいぶん練習を重ねたことでしょう。さすが6年生!佐藤さん,1年生のためにありがとうございました。そして,お疲れ様でした。

2021年6月22日(火)
体力テストに全力で取り組んだ子どもたち

6月22日(火)2,3時間目を使って,全校体力テストを行いました。全校で一斉に行うのは2年ぶりでした。グラウンドも体育館の中も,さわやかな風がながれる中,子どもたちは握力,上体起こし,長座体前屈,反復横跳び,立ち幅跳び,ソフトボール投げと6つの種目に果敢に挑んでいました。コロナ禍前は,学校ボランティアの方々からお手伝いいただいていましたが,今年度は教職員全員で分担し,上学年が下学年の記録記入まで面倒を見るという体制で行いました。仲間と競い合いながら,昨年度の自分と競い合いながら,本気で取り組む子どもたちの姿はとてもさわやかで,とてもかっこよかったです。今日はみんな,疲れて帰ると思います。お家での姿は,大目に見てあげてください。

2021年6月17日(木)
おいしい梨に育ちますように

6月17日(木)4年生は「梨の袋がけ」を行いました。1か月前は,まだ実が小さく,さくらんぼのような大きさでした。しかし,今回は,梨畑に到着するとすぐに分かるくらいの大きさに成長していました。岩崎さんは「みんなが摘果を頑張ってくれたおかげですね」と褒めてくださいました。今回の袋がけは,梨を荒天や虫などから守るために行う作業だそうです。大きめで形が良さそうな実を選び,袋をかけていきます。風や雨に負けず,おいしい梨に育ちますように‥と願いを込めて,袋がけを行った子どもたちでした。(「4学年だより」より

2021年6月17日(木)
自然体験教室2日目無事終了

6月17日(木)自然教室2日目は,抜群の晴天の下でスタートしました。「眠れなかった」「3時に目が覚めた」などと話し,おうちとは違う夜に少々苦戦した子もいたようです。しかしどの子も朝ご飯は待ち遠しく,食堂オープンの10分前には食堂前に全員集合。しっかり食べ,2日目の活動に臨むことができました。

オリエンテーリングは9時にスタート。班の3人で地図を見て作戦を立て,森の中,いろんな方向に散っていきました。「今ここだから‥」「こっちでいいよね?」「次はあっちに行こう」と知恵を出し合い協力してポイントを探しました。遊歩道は砂地が多く,決して歩き易くはありませんが,そんな道も何のその。ぐんぐん歩いてどの班も,50分前後でゴールしました。

その後は涼しい作業室で,杉板のプレート制作。昨日,かまど作りから手掛けて焼き上げた杉板の出番です。色とりどりのマーカーペンを使い,自分の名前や好きな言葉,家族へのメッセージなどを書きました。おうちの人に見せるのが楽しみな様子でした。自然体験,思い出の一品の完成です。おうちに持ち帰り,お土産話と共に頑張った2日間のことを振り返る機会にしてほしいです。「両川小十の掟」を意識して過ごし,みんなで楽しんだ素晴らしい2日間でした。(文責:教頭)

2021年6月16日(水)
自然体験教室1日目無事終了

6月16日(水)5年生が楽しみにしていた自然体験教室がスタート。バスの中でもディスタンスをとりながらみんなで胎内少年自然の家へ。

到着後のオリエンテーションでは所員の方から「仲良く,楽しく,元気よく」という合言葉をもらいました。最後まで姿勢よく,反応よく話を聞く子供たち。楽しみな気持ちややる気に満ちている様子が伝わってきました。

午前中は館内オリエンテーリングを楽しみながら泊まる部屋やお風呂,食堂などの場所を確認。午後からは杉板焼に挑戦。班のメンバーと試行錯誤しながら薪を折ったり組んだりしてこだわりのかまどが完成。どの班もよく燃え,杉板も真っ黒になりました。磨きにも力が入り,「まだまだ!」とタオルで磨く姿は妥協を許さない職人のようでした。

夜はメインイベント,キャンプファイヤーです。役割を決め,学校で練習を重ねてきました。燃え上がる炎を囲んだダンス(タタロチカ・前向きダンス)ではアンコールもかかり,気分も最高潮。みんなで気持ちを一つにしたひと時,笑顔も最高の子どもたちでした。(文責:教頭)

2021年6月16日(水)
インターネットはどこでもドア!

6月16日(水)5時間目,6年生の外国語の授業で,タンザニアインターナショナルスクール(International School of Tanzania)とZoomでつないで,交流授業を行いました。みんなで楽しい雰囲気で進めようと,各自がかぶり物をして,オープンマインドで授業に臨みました。直線距離で11,622㎞,時差で6時間も違う場所で学ぶ小学生同士が,オンラインでつながり,英語でコミュニケーションをとる姿は,素晴らしい!の一言に尽きました。6年生のみなさん,自分たちが考えた質問が相手に伝わり,きちんと答えが返ってきてよかったですね!「宿題はありますか?」→「私たちの学校ではありません」うらやましいなあ~!このように,英語を話すことができれば,世界中のどの国の人ともコミュニケーションがとれ,友だちになれますね。そのことを実感した1時間だったのではないでしょうか。後ろで見学していた3年生も,次々と質問していったのもよかったです。「野生のライオンを見たことありますか?」→「遠くに見たことは何度もあります」「両川では梨が名物だけど,そちらではどんな果物がとれますか?」→「パパイヤ,マンゴー,バナナかな」「日本のアニメで知ってるものはありますか?」→「千と千尋の神隠しは見たことあります」楽しかったですね。今後も機会があれば,どんどん外の世界とつながっていきましょう。ネットを介して,外の世界とどんどんつながっていける現代,みなさんが羨ましいです。みなさん,未来にはきっと,楽しいことがたくさん待っていますよ!

2021年6月14日(月)
英語耳が育っている子どもたち

6月14日(月)6年生のスキルタイムで,タンザニアインターナショナルスクール(International School of Tanzania)に在籍する小学生 ハルさんが作ってくれた学校紹介ビデオを視聴しました。ネイティブな発音と難語句の連続で,正直,大人の私も半分くらいしか理解できませんでした。でも,6年生はビデオの音声からSpecial teacher,Snack Time,Swimmingpool,jumprope,Japaneseなど,多くの単語を聞き取り,おおよそどんなことを言っているのかを理解していました。2回目の視聴では,さらに多くの英単語があげられました。驚きました。そして,もっと聞いてみたいことを考える場面では,積極的に質問文を作り,iPadのGoogle翻訳で英文に変換し,それを何度も音読する姿が見られました。私の中にある心の壁,言語の壁,国境の壁を易々と越えていく6年生の姿に,頼もしさを感じました。大人も負けずに,挑戦し続けなければなりませんね。

2021年6月14日(月)
野口英世のすごさを学ぶ

6月14日(月)3時間目に,野口英世記念会参与の大木敏行様(野口英世記念館職員)よりご来校いただき,1時間たっぷり,知られざる野口英世のお話をうかがいました。6年生が9月に会津へ修学旅行に行くための準備です。以下,内容を要約して示します。

明治9年,福島県猪苗代に生まれた野口英世は1歳半の時に左手に大やけどを負った。そのことで学校でいじめられたりもしたが,「忍耐」を胸に学業に励み,学校一の成績を収めるまでになった。15歳の時,左手のことを作文に書いてみんなの前で発表した。この内容に感動した恩師や友人たちから多くの募金が集まり,この金で,外科医の渡部鼎先生から左手の指を1本1本切り離す手術を受けた。これがきっかけで,英世は医学の道を志すこととなる。19歳で医術試験を受ける際には「志を得ざれば再び此の地を踏まず」という強い決意を家の柱に刻んで上京し,努力に努力を重ねた結果,合格を勝ち取った。しかしながら,医者となった後も,英世は学歴の壁や資金不足に苦しみ続けた。それでも「苦しむ人々を医学で救いたい」という一心で各国で研究を重ね,業績を残し,アメリカのロックフェラー医学研究所を拠点に,世界で活躍するようになっていった。7カ国語を話したという。153㎝の身長で小柄ではあったが,ヒューマンダイナモ(人間発電機)というあだ名がつけられるほどエネルギッシュで「できることはやる!」を信条に研究を続け,最終的にはノーベル賞候補に3度も挙がるほどの大医学者となった。そんな英世の人生訓は「目的」「正直」「忍耐」である。帰国時の講演で「目的をもち,正直に行き,忍耐強く努力してください。出会いを最大限に活かし,チャンスがあれば困難を恐れずに挑み続けてください」というメッセージを残している。昭和3年,西アフリカのアクラ(現ガーナ共和国)で,黄熱病の研究中に感染し51歳で亡くなった。

他にもお母さんとの愛情秘話や,周囲の多くの人に借金したお話など,等身大の英世のエピソードもたくさん教えていただきました。6年生のみなさん,実際に野口英世記念館を訪れる日が待ち遠しくなりましたね。末筆ながら,このような興味深いお話をお聞かせくださった大木敏行様に,心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

2021年6月11日(金)
情報モラル講演会で実感したSNS・ゲームの怖さ

6月11日(金)13時50分より保護者と児童を対象にした情報モラル講演会を開催しました。1,2,3年生には,新潟県警少年サポートセンターより講師に成田美和様(補助者 箕輪梨恵様)をお迎えし,4,5,6年生には,江南警察署生活安全係長の遠山圭様を講師にお迎えし,各発達段階に合わせたお話をしていただきました。どちらの講演でも共通していたのは「アップロードの危険性」と「ゲーム依存の怖さ」でした。「たとえ仲間内だけで共有した情報でも,世界中に拡散する恐れがある。例えるならそれは,自分の名前や顔や住所が載ったチラシを新潟駅前で不特定多数の人に配るようなものだ。みなさんはそんなことできますか?」遠山様の問い掛けは,子どもたちの心に生々しく響いたようでした。「SNSを見ている人はいい人ばかりとは限らない。むしろ悪い人が,子どもたちをねらっている。そんな事件は山ほどある。」現代社会への認識を新たにしました。また,ゲーム依存の話も深刻でした。「課金の仕組みは底なし沼にはまるようなもので,勝つために必要な金額には限度がない。無料でプレーし続ける人は,いつまでたっても勝てるはずがなく,多く課金した人のやられ役を務めるだけだ。限度のない課金ゲームの世界は,やがて日常生活を壊し,人生を壊していく。」子どもたちには,そんな落とし穴にはまらないように生活してほしいと切に願います。保護者の指導,管理が鍵を握ります。よろしくお願いします。なお,過去の学校だよりにも「ネットやゲームの危険性」や「情報モラル講演会のまとめ」,「ゲームの中毒性について」を書いています。読み返して,少しでも家庭教育に役立てていただけましたら幸いです。末筆ながら,新潟県警少年サポートセンターの成田美和様,箕輪梨恵様,江南警察署生活安全係長の遠山圭様,本日は貴重なお話をありがとうございました。学んだことを次へ生かしてまいります。

2021年6月11日(金)
夏到来!プール清掃を頑張った6年生

6月11日(金)3,4時間目を使って6年生がプール清掃を行いました。各自がデッキブラシやスイーパーをもって,夏らしい青空の下,2年間の汚れをゴシゴシ落としました。担任の長沢優志教諭がもつホースの手元が時々狂います。「あっごめん!かかっちゃった?‥またごめん,かかっちゃった?」‥意図的です。子どもたちからはそのたびに歓声が上がります。喜びの歓声です。「先生,こっちにも水を!」かけられるのを待っている子どももいます。(笑)とても微笑ましい,でも頼もしい6年生の姿でした。みなさんのおかげで,全校の水泳授業ができます。ありがとうございました。ちなみに,今年の水泳授業は6月28日(月)から7月16日(金)まで,各学年とも3回ずつを予定しています。いまからとても楽しみです

2021年6月10日(木)
大規模農業と小規模農業,一体何が違うのか?

6月10日(木)1時間目,こだわりの米作りに挑戦し続けておられる矢部雅彦様,優子様ご夫妻をゲストティーチャーにお招きして,5年生社会科の学習を行いました。矢部様からはこれまで,種まき,育苗,しろかき,田植えと,米作りに関わる様々な体験をさせていただいてきました。今日は,その延長線上での授業でした。「昨日,5年生の教科書をじっくり読んできたけど,これほど丁寧に米作りのことが載っているとは思わなかった。大規模農家の代表として南魚沼の三輪弘和さんが紹介されていた。米のために土をつくっているという三輪さん。規模は違っても,同じ思いで米作りに取り組んでいる人がいると知って嬉しかった。」矢部様の懐の深さと米作りにかける熱い思いがにじみ出る言葉から,授業は始まりました。授業は,矢部様が米作りで大事にしていることと,他の米農家との違いに終始しました。印象に残った言葉がいくつもありますが,以下にお話を要約します。

大規模か小規模かは,作付面積と従事している人の人数で決まる。40アールで1枚を基本として,30枚くらいまでがだいたい小規模とされる。また,20人を超える従事者がいると大規模となる。自分は小規模だが,日々勉強し,さまざまな工夫を試している。美味しい米を作るために,本,ネット等から情報を得,時には研究論文にも目を通す。美味しい米とは何か?ひとつの指標は「できた米粒の大きさ,形」だ。1等,2等,3等,規格外と4分類される。もう一つの指標は「食味計」による測定だ。これで測ると100点満点で何点かがわかる。自分は常に95点以上となる米作りを目指している。そのために,毎日の天気に合わせて,これまでの経験や科学的根拠に基づいて,試行錯誤する。そうやって愛情込めて育てた米は直接,都会に住む消費者の元へ送る。その時に同封するのが「農園だより」で,今年の天候や米が生育する様子,お客様への感謝の思いを正直に綴る。そういう一連の工夫ができることが,小規模農家のメリットだと思う。一方,大規模農家のメリットは最新の農業機械が使えること。同じ農作業でも苦労が少なく,時間が短くできる。また,困ったことがあっても,みんなで協力しながら米作りができる。さらに,できた米は一括して農協に納めるため,販売や流通の手間がかからないこともメリットだ。つまり,どちらにも一長一短がある。「美味しいお米を作りたい」という作り手の気持ちは一緒でも,やり方やこだわりが違うということだ。

矢部様のお話を聞いて,子どもたちはさまざまな思いをもったようです。この後の授業に,今日学んだことが生かされると良いですね。今後の展開を楽しみにしています。矢部雅彦様,優子様,今日は大変勉強になるお話をありがとうございました。私自身が深く考えさせられました。

2021年6月10日(木)
朝から楽しく優しい気持ちになれました

6月10日(木)8時15分からの読書の時間に,2年生で読み聞かせを行いました。今日は,読み聞かせボランティアの小出真寿美様が 谷川俊太郎(作)・長新太(絵)『わたし』を,佐々木隆子様が 中川ひろたか(作)・長谷川義史(絵)『おこる』を,読み聞かせてくださいました(佐藤尚子様はページめくりを務めてくださいました)。小出様,佐々木様の優しい声と,楽しい絵に,子どもたちはすっかり心を奪われていました。読み聞かせボランティアスタッフ3名のチームワークの良さを感じました。本日も,楽しく優しい読み聞かせをありがとうございました。これからもお世話になります。よろしくお願いいたします。

2021年6月9日(水)
大盛況!田んぼ水族館

6月9日(水)米作りを核とした5年生の学習が拡散中です。先日,田んぼに生きる生物たちが学校にやってきて,教務室前廊下がミニ水族館になっています。ドジョウ,ふな,タナゴ,ヌマエビ,ザリガニ,タニシ,オタマジャクシ‥。中には正体不明の生物(ヒル?)も。20分休みや昼休みには人だかりができています。これまで同じように教務室前廊下の水槽で泳いでいたメダカたちはすっかり人気を奪われ,何だかひっそりしています。中でも一番人気は,ヌマエビです。卵をたくさん抱えているお母さんエビが大人気で,いつ子どもが生まれるか,iPadが何台もその瞬間をねらっています。一番熱心なのは5年生のある児童です。餌やりはもちろん,日々の成長を写真で記録し,観察日記をロイロノートに記録し続けています。自然に触れて,自然から学ぶ子どもの姿に,私たち教職員は癒やされています。

2021年6月7日(月)
税金について深く考えた1時間

6月7日(月)2時間目,6年生の社会科で新潟税務署より野澤奈美様をお迎えし,租税教室を開きました。まず「税金にはどんな種類があるのか?」という問いからスタートしました。子どもたちに最も身近なのは消費税です。買い物をしたことのある誰もが,たとえ子どもであっても納税者です。その消費税,実は国税部分と地方税部分に分かれており,地方税部分を厳密には「地方消費税」といいます。現在10パーセントの消費税は,7.8パーセントが国税に,2.2パーセントが地方税に振り分けられています。消費税は景気の影響を受けにくいため,社会保障財源として重要な役割を果たしていて,特に地方消費税は,地方自治体にとって安定した独自財源となっています。

さて,そんな大事な税金という制度がもしなかったら,私たちの生活はどうなるのか?「マリンとヤマト 不思議な日曜日」というDVDを視聴し,野澤様が黒板上で整理・共有していくことで,子どもたちは税制度の大切さを実感していきました。「消防署,警察,市役所,学校など,公共機関が私たちの暮らしをいかに支えているか」「公共サービスがあるおかげで,私たちは安心・安全な生活を営めている」‥そんな気付きが数多くありました。

最後は,お金の大切さを実感するために,ジュラルミンケースから取り出された1億円(見本)を一人一人が順番に持ち上げました。子どもたちのテンションは最高潮に達しました(笑)。興味・関心が途切れることなく,税金の仕組みやその大切さについて,子どもたちが深く学んだ1時間となりました。新潟税務署の野澤奈美様,本日はお忙しい中にもかかわらず,多くのことをお教えいただきましてありがとうございました。心より感謝申し上げます。

2021年6月3日(木)
読み聞かせ 2年ぶりに再開!

6月3日(木)8時15分からの読書の時間に,1年生で読み聞かせを行いました。昨年度,コロナ禍で全て中止とした読み聞かせでしたが,今年度は感染症防止対策をしっかりと講じた上で,読み聞かせボランティアの方々のお力をお借りして再開しました。今日が最初だったので,5名のボランティアスタッフ全員から勢揃いしていただき,子どもたちにご挨拶をいただきました。その後,早速,矢部優子様より,とよたかずひこ『でんしゃにのって』,エリック・カール『はらぺこあおむし』の2冊を読み聞かせていただきました。

「うららちゃんは電車に乗っておばあちゃんの家に出かけました‥」お話が始まるとすぐに,子どもたちは絵本の世界に引き込まれていきました。矢部様の読み聞かせに合わせて,子どもたちは驚いたり,大きな声で笑ったり,豊かな表情を見せました。『はらぺこあおむし』の読み聞かせでは,歌に合わせて体をゆらす子どももいました。読み終わった後にアンコールが起こるほど,子どもたちにとって幸せな時間となりました。

今後,読み聞かせボランティアの方々のお力をお借りしながら,計画的に読み聞かせが続いていきます。子どもたち,楽しみにしていてね。読み聞かせボランティアの小出真寿美様,小菅知美様,佐々木隆子様,佐藤尚子様,矢部優子様,お世話になりますが,よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。

2021年6月2日(水)
救急法研修会で心肺蘇生法を学ぶ

6月2日(水)15時半より,全職員が参加して救急法講習会を開催しました。新潟市江南消防署の救急救命士 宮崎様を講師にお招きし,心臓マッサージの方法,AEDの使い方,エピペンの打ち方等を,模擬器を使って実際に体験して学びました。子どもたちの命に関わる大事な研修です。1時間たっぷりと,みんな真剣に取り組みました。2年ぶりに予定しているプール授業に向けて,身が引き締まる思いになりました。講師をお務めいただいた宮崎救急救命士様,本日はご多用の中,本当にありがとうございました。

2021年6月2日(水)
タブレットが創り出した濃密な時間

6月2日(水)5時間目,6年生の外国語で,タブレットを活用した魅力的な授業が行われました。坂井千鶴教諭の巧みな仕掛けで,子どもたちはアフリカのタンザニアに強い興味・関心をもち,自分のタブレットで知りたいことをどんどん追究していきました。情報検索サイトから必要な情報を主体的に得ていく子どもたちの興味・関心は,多種多様でした。国の大きさは?人口は?使われている言語は?学校の様子は?食べ物は?気候は?国旗の意味は?‥次から次へと調べたいことが拡散し,得た情報をロイロノートというアプリを駆使してカードに分類し,まとめていきました。タイピングの技能も高く,全員が難なくローマ字入力で文字を打ち出していました。まさに大人顔負け!導入からたった45分間で,各自が集めた情報が共有され,次時の目標設定までたどり着きました。効率的で,学びの多い豊かな45分間でした。次時は「これまで学んできた英語を駆使して,タンザニアにいる人に,私たちの生活を説明しよう!」という目的意識で展開していくようです。どうやってタンザニアの人とつながれるのか?そこにも坂井教諭の仕掛けがあるようです。楽しみです。ちなみに,みなさんはタンザニアのこと,どれだけ知っていますか?国土は日本の2.6倍,人口は日本のおよそ半分,野生動物の方が遙かに多い自然豊かな国だそうです。あとは子どもに負けず,自分で調べてみましょう。

2021年6月1日(火)
6月の全校朝会「ひとつのことばで」

ひとつのことばで けんかして
ひとつのことばで なかなおり
ひとつのことばで 頭が下がり
ひとつのことばで 心が痛む
ひとつのことばで 楽しく笑い
ひとつのことばで 泣かされる
ひとつのことばは それぞれに
ひとつの心を もっている
きれいなことばは きれいな心
やさしいことばは やさしい心
ひとつのことばを 大切に
ひとつのことばを 美しく

童謡作家で,詩人でもある北原白秋さんの「ひとつのことば」という詩です。私は,この詩が大好きです。この詩の通り,言葉って本当に不思議だなって思います。たったひとつの言葉が人を傷つけもするし,たったひとつの言葉が,人を元気にもさせるからです。時に言葉は,人生を大きく変えることだってあります。決して,大げさな話ではありません。

みなさんは,普段の生活の中で,自分の使う言葉について意識していますか?相手を傷つけるチクチク言葉や乱暴な言葉遣いをしていませんか?絶対に使ってはいけない言葉ってあるよね。「死ね」とか「殺す」とか‥。みんな大丈夫かな?114人,一人一人が楽しい思いで,前向きな気持ちで,学校生活を送っていくために,両川小学校がますます勢いよく,みんなで高まっていくために,この一番身近な「ことば」を意識して生活していきましょう。一人一人が相手を思いやって,ふわふわ言葉をお互いに交わし合えるために,6月の生活目標は「やさしい言葉づかいをしよう」です。誰にとっても居心地のいい場所をみんなで創っていきましょう!

2021年5月29日(土)
子どもたちに感動!運動会大成功!

開会式挨拶(抜粋)
心配された天候も何とか曇り空を保ち,むしろ絶好の運動会日和となりました。「心を燃やせ!笑顔たくさん全力前進」というスローガンを高く掲げ,令和3年度の運動会を開催いたします。昨年度に引き続き,コロナ禍という教育活動に様々な制限がかかる中でしたが,みんなで一緒に,一歩ずつ,ここまで進んでくることができました。4月30日の応援団結団式から始まった応援団員たちのリーダーシップは特に素晴らしく,強い決意と情熱で心が燃えていることは,みなさんの一挙手一投足によく表れていました。まさに,心のコップは常にあふれていたと言えます。だからこそ,全校のみんな,一人一人の心のコップも情熱で満たされ,昨日の応援パフォーマンス練習は,赤白両軍とも満点でした。さあ,今日はみなさんのかっこよさをおうちの人や地域のみなさんに披露する日です。前向き体操,応援パフォーマンス,徒競走と,どの場面でも一人一人が強い自信をもって臨み,自分のもてる精一杯の力を発揮してください。みなさん一人一人が躍動する姿を私は楽しみにしています。みなさん,頑張りましょう!

閉会式挨拶(抜粋)
楓さんは「支えられたのは私の方でした」と言いましたが,違うよね。楓さんが応援団長だからこそ,白組のみんなはがんばれたよね。みんなで拍手を送ろう!遙さんは「楽しく元気よくをキーワードにがんばってきたけど,こうして今ここにいられるのはみんなのおかげ」と言いました。でも,これも違うよね。遙さんが応援団長だったからこそ,赤組はがんばれたんだよね。みんなで拍手!2人の言葉に表れていたように,みなさん一人一人が本当によく頑張りましたね!今日の姿,誰もが立派でした。みなさん一人一人が両川小の宝だなって感じたよ。一人一人が校長先生の自慢です。そんなみなさんに贈る言葉は「ありがとう」です。一生懸命に踊ったね!一生懸命に走ったね!本気出してがんばったね!元気にがんばったね!勇気を振り絞ってがんばったね!みんな,本当にありがとう!

2021年5月26日(水)
大きく大きく育て!野菜たち

5月26日(水)2時間目に,2年生生活科で,野菜の苗植えとトマト作りについて勉強をしました。まずは,自分の育てたい苗を買うことからスタートです。一人一人が,なす,ピーマン,ししとうと,自分の好きな苗を買いました。その後,野菜作りのスペシャリストである戸松祐也様(2年生 蓮翔さんのお父様)から,土の入れ方,水のやり方など丁寧に説明を受けながら,一人一人が鉢に植えていきました。どの子も優しく丁寧に苗を植え,愛情たっぷりに水をあげていました。鉢は,1年生の朝顔とともに,玄関前に並んでいます。どの苗も大きく大きく育ってね。実りの夏が楽しみです。

またその後,子どもたちはトマトの育て方,サツマイモの育て方(なんと1年生まで)を戸松様より学級畑で学びました。末筆ながら,ゲストティーチャーの戸松祐也様,本日はお忙しい中,子どもたちのために優しく丁寧に教えてくださり,本当にありがとうございました。心から感謝いたします。

2021年5月25日(火)
キリッとできた!運動会予行

5月25日(火)3,4限を使って運動会予行を行いました。開・閉会式,全校ダンス,赤・白応援パフォーマンスと,大変スムーズに,適度な緊張感をもって進んでいきました。応援団のリーダーシップと,それに応え,みんなで支えるフォロワーシップに感動しました。特に,手足をピンと伸ばし,心を一つにして,ダイナミックに動く応援パフォーマンスには圧倒されました。点数をつけるのか‥甲乙を決めるのか‥今更ながら悩んでしまいました。それくらい赤軍,白軍ともに素晴らしかった!本番まであと3日。一人一人が自信をもって,精一杯表現してください。

2021年5月20日(木)
深まりを楽しんでいた中学1年生

5月20日(木)14時15分より,両川中1年生の授業を参観しました。学級担任の専門教科「理科」で,「無脊椎動物の分類」が学習内容でした。14種類の無脊椎動物の名前を当てていくことから授業が始まり,1年生たちは積極的に発言していました。その上で「これらの動物たちに共通していることと,違っていることは何か?」という分類の観点を考える活動をグループごとに行いました。グループ活動でも積極的な姿が見られ,様々な分類の観点があがっていきました。最終的には「節足動物」にフォーカスして,その特徴や仕組みを学んでいくという流れでしたが,専門性が深まる中学校での勉強を一人一人が楽しんでいるようでした。小学校卒業から2ヶ月が経ちましたが,頼もしい姿でした。

2021年5月20日(木)
率先垂範する上級生たち

5月20日(木)今日は3・4時間目を使って,運動会の全校練習をグラウンドで行いました。「前向きスクリーム!」に合わせ,一人一人が自信をもって,体を大きく使って,楽しそうに表現していました。間奏中に3つの輪(令和3)に隊形を変化させますが,その動きも何回か練習するうちにスムーズになっていきました。誰もふざけることなく,ほどよい緊張感を保ちながら練習が進んだのは,応援団を中心とした上級生たちが心地よいリーダーシップを発揮したからです。「はい,動いて」「前を向いて」‥優しく的確な指示と率先垂範する姿に感動しました。各軍の応援パフォーマンス練習もとても濃密で,素晴らしかったです。運動会当日がますます楽しみになりました。

2021年5月19日(水)
共鳴し合う心と心

5月19日(水)運動会まであと8日,今日はあいにくの雨でグラウンドでの全体練習ができませんでしたが,各軍に分かれて熱のこもった応援練習が行われました。コロナ禍のため大声を出す応援はできませんが,その分,切れのある統一された応援パフォーマンスはとても迫力があります。回数を重ねるごとに頼もしさが増す応援団のリーダーシップと,それに応えようとするフォロワーシップ。心が共鳴し合う様子が本当に素晴らしいです。

2021年5月18日(火)
実感を伴う最高の学び!

5月18日(火)9時30分より,こだわりの米作りに挑戦し続けておられる矢部雅彦様,優子様ご夫妻の田んぼで,5年生が田植えを体験させてもらいました。4月19日(月)米の種まきから数えて3回目の授業でした。

矢部さんは子どもたちのために,3つの田んぼを準備してくださっていました。その上で子どもたちに「3つの田んぼの違いは何でしょうか?」という発問から授業が始まりました。答えは,しろかきをしていない田んぼ,しろかきを1回終えた田んぼ,しろかきを2回終えた田んぼでした。しろかきは稲を力強く育むための土壌作りの基本です。2回のしろかきでようやく田植えの土壌ができるのだそうです。‥恥ずかしながら,初めて知りました。実際のしろかきの実演のあと,子どもたちに「しろかき1回と2回では,どれだけ土の感触が違うか確かめてごらん」との指示。子どもたちは裸足になって田んぼに入り,その違いを実感していました。

次に,田植機での田植えです。18名の子どもたち全員を交代で田植機に乗せ,実際に運転させ,操作の難しさを実感させてくださいました。私も生まれて初めて運転したのですが,田植機前方のポールと,ゴールに設定されたポールを一致させるようにハンドルとアクセルを操作するのは,とても難しかったです。子どもたちは悪戦苦闘しながらも,運転を楽しんでいました。

最後は,手植えによる田植えです。苗を3本ずつつかみ,等間隔で植えていく作業は,かなり高度な技術と体力と精神力(粘り強さ)が求められました。田んぼの土に足を取られ,尻もちをつきながら頑張る人もいました。機械での田植えとは比べものにならないくらいの苦労を実感したことでしょう。

昔の人は大変だった。昔の人は偉かった。米作りとは,これほど手間のかかることなのか。米作りとは,これほど愛情深い作業なのか。‥体験して得た私の実感です。おそらく,子どもたちにも実感を伴う学びが多くあったことでしょう。教室の中では絶対に得られない学びです。加えて,今日の指導過程に脱帽です。一教師として,大変勉強になりました。矢部雅彦様,優子様の熱意,準備,ご配慮に,心から敬意と感謝を表します。本当にありがとうございました。

2021年5月14日(金)
温かい気落ちを伝え合った「一年生を迎える会」

5月14日(金)5時間目に「1年生を迎える会」を行いました。なかなか終息が見えないコロナ禍の下で,学校行事を控える空気がどの学校にもある中ですが,安全対策(感染リスクの低減)を最優先にして「1年生に歓迎の気持ちを伝えるには,どうしたらいいか?」を子どもたちに考えてもらいました。そして,5,6年生で構成される総務委員会で何度も話し合い,企画・実行されたのが,今日の「1年生を迎える会」です。

「1年生に歓迎の気持ちを伝え,早く慣れてもらう」というねらいと,方法が見事に整合し,感染症対策も十分に練られていました。にじ色班での顔合わせ,タブレットを用いた両川小クイズ,全校ダンス(前向きスクリーム!),そして運動会応援パフォーマンスの発表と,どれも素晴らしかった。終わりの挨拶で「こんなに楽しい時間がもう終わってしまうのは残念です」とみなさんに言いましたが,私の本音です。みなさんも同じ気持ちだったことが,全員の挙手で確認できました。楽しかったですね。1年生をみんなで歓迎してあげようとする気持ちと,1年生が上級生たちにもった感謝の気持ちが交錯して,体育館にいた誰もが,温かい気持ちになりました。企画・実行者である総務委員会のみなさん,6年生のみなさん,今日は本当にありがとう!そして,大成功おめでとう!

2021年5月12日(水)
立派な姿!小中合同避難訓練

5月12日(水)午後から,小中合同避難訓練を今年度初めて行いました。小学校,中学校で時間を合わせて各校で行い,最後は小学生が中学校へ避難して,地域ごとに整列するという段取りでした。最初から最後まで,子どもたちは緊張感をもって真剣に取り組み,地域別に集合する姿も中学生のリーダーシップの下で,大変スムーズでした。最後の指導講評場面で,私から小中学生に2つの質問をしました。「今日の避難訓練では真剣に恐れることができましたか?」「冷静に考えながら避難することができましたか?」どちらの質問にもまっすぐに手をあげる両川小中学生の姿が誇らしかったです。100点満点の避難訓練でした。

2021年5月12日(水)
初めて見た,聞いた,わかった!育苗体験

5月12日(水)4時間目,こだわりの米作りに挑戦し続けておられる矢部雅彦様,優子様ご夫妻を再びゲストティーチャーにお招きし,5年生が米作りの授業を受けました。4月19日(月)に,米の種まきを教えていただいて以来,約1か月後の再登場に,子どもたちは歓迎の拍手を送りました。

今日は,育苗体験でした。田植えをする前に,苗を強く育てる大事な過程です。しかしながら,私も含めて,初めて見て,聞いて,体験するプロセスでした。学校の玄関前に,育苗用の簡易プールが作られ,まだ生まれたばかりの苗たちが入れられました。ビニールハウス内で育苗を行う農家が多いのだそうですが,矢部家では自然の中で,太陽の下で育苗するのだそうです。「例えるなら,エアコンの効いた部屋で過ごす子どもより,外で思い切り遊ぶ子どもの方が逞しく育つでしょう」という矢部様の言葉がとても印象的でした。

タブレットをもち,どんな些細な瞬間も撮りもらさないように撮影する子どもたちは,さながら新聞記者(いや芸能レポーター?)のようでした。連写する子どもたちも多くいて,矢部様の講義は,まるで記者会見でした。大量の写真を元に,これまでの学びをうまくまとめられるといいですね。日曜日までしっかり育苗して,17日(月)にはいよいよ田植えです。天候に恵まれることを祈るばかりです。

末筆ながら,矢部雅彦様,優子様,本日も貴重な体験とご講義をありがとうございました。私自身も,大変勉強になりました。感謝申し上げます。

2021年5月12日(水)
前向き!前向き!前向き!前向き!

5月12日(水)今日は朝から,運動会の準備運動である「前向き体操」を3年生以上が踊りました。昨年同様,関ジャニ∞「前向きスクリーム!」に合わせて,みんな楽しそうでした。昨年度は創立10周年記念ということで,「10」を全員の人文字で表現したり,各自で「10」のポーズをとったりしました。さあ,今年度はどうなることでしょうか。お楽しみに(*^_^*)

2021年5月11日(火)
春過ぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香具山 持統天皇

5月11日(火)1年生は生活科でアサガオを育てるために,その前段階としての土壌作りを各自のプランターで行いました。軍手をはめて,袋から土を半分出して,肥料をよく混ぜて,その上に余った土をかぶせて。最後はペットボトルのお水を一人一人が丁寧に土にかけていました。来週には種を植えるそうですが,次の作業がとても楽しみですね。

また本日は,これまで大切に使用されてきた運動会用の赤白応援旗を○年ぶり?(もしかして初めて?)に洗って干しました。応援担当の坂井教諭が,子どもたちのために心を込めて洗濯しました。梨っ子広場に干された光景を見て,表題の和歌を思い出しました。旗には「酒屋小」と書かれていて,歴史の重みを感じました。子どもたちには創立10周年からの新たな一歩を,確かに歩み出してほしいです。

2021年5月6日(木)
学校畑に畝ができました!

5月6日(木)9時頃から笠原耕也様(1年生 田中颯真さんのお祖父様)よりご来校いただき,トラクターで学校畑の畝を作っていただきました。力強いトラクターの動きと,それを自在に操る笠原様の姿に惚れ惚れいたしました。お陰様で,今年度も子どもたちとともに,種まきの春,収穫の秋を楽しめそうです。笠原耕也様,本日はご多用中にもかかわらず,畝を作っていただき,本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

2021年5月6日(木)
5月の全校朝会でのお話

5月6日(木)新年度になって初めて1年生から6年生まで全員が揃う全校朝会を行いました。私から子どもたちに,次のようなお話をしました。

一人一人が新しいスタートをきって約1か月が過ぎましたが,新しい環境,新しい先生,新しいお勉強にすっかり慣れましたか?そんな中で迎えたGWはいかがでしたか?スポーツしすぎたり,遊びすぎたり,なかには勉強しすぎたりして疲れてしまって「もうぐったり」なんて人もいるかもしれません。でもね,気はもちようです。今日からの一日一日を「あー,少し,きついなあ」という気持ちで向かうのは,マイナス思考です。マイナスは引き算のことですから,やる気も引かれてしまうよ,ということです。それに対して「よーし,ここからが本番。やるぞお!」という気持ちで臨むのは,プラス思考です。プラスは足し算のことですから,やる気も足されて増えてくるということです。マイナス思考で臨むか,プラス思考で臨むのかで,勉強も,スポーツも,友だちとの関係も,ぜったいに成果が違ってきます。何事も,「しかたなくやる」,「だれかにやらされる」のではなく,「やりたいからやる」,「自分から進んでやる」でいきましょう。

3週間後は,運動会です。運動会の練習にも,プラス思考で向かっていけば,今,ここにならんでいる皆さんと,3週間後の皆さんとでは,きっと逞しさが違ってきます。1年生にとって,運動会が初めてなのはもちろんですが,ほかの学年の皆さんにとっても,学年がひとつ進んで,種目も,役割も,心がまえも,去年とはまた違う運動会があるはずです。6年生は,全体のまとめ役です。5年生は,係活動が加わり,これまでとはまるで違う運動会に出会うはずです。みんなにとっての初めての運動会を,プラス思考で,みんながぐんとのびる機会にしましょう。みなさんに期待しています。

子どもたちはみんないい顔でお話を聞いていました。その後,生活指導主任の瀬沼教諭から,5月の生活目標の発表と,子どもたちへの期待感が語られました。

5月の生活目標は「聞き方名人になろう」です。いろんなことが出来るようになったりわかるようになったりするためには,よく話を聞くことが大切です。5月は運動会があります。応援のやり方や競技のやり方の説明があり,しっかり話を聞いて活動する機会が多くあります。また、4月にもお話しした「みんなが笑顔」になるためには,挨拶だけでなく,いろいろな場面で相手の話をよく聞いてあげることも大切です。今月は「聞き方名人」を目指しましょう。聞き方名人になるためには4つのポイントがあります。

1 目 ‥ 話をしている人を見ます。
2 口 ‥ おしゃべりせずに聞きます。
3 頭 ‥ 何を話しているのか考えながら聞きます。
4 耳 ‥ 終わりまで話をしっかり聞きます。

聞き方名人になり,話をよく聞いて「できた!わかる!」で笑顔になったり,人にしっかり話を聞いてもらい,嬉しくなって笑顔になったりと,聞くことを意識して,今月も「みんなが笑顔」になれるように過ごしましょう。

2021年4月27日(火)
重要な連絡です!

明後日4月29日(木)よりゴールデンウィークに入ります。今年のゴールデンウィークは,昨年同様「ステイ・ホーム」が原則となります。子どもたちにとって,おうちで過ごす時間が充実するように,各ご家庭で様々な工夫をお願いいたします。

ゴールデンウィーク中は,学校も無人となります。この間,万が一,お子さんや同居するご家族が新型コロナウイルスに感染してしまった場合など(下記3パターン),速やかに教育委員会までご連絡ください。詳細は,子どもたちが明日持ち帰るこの文書です。電話番号は025-226-3250です。

1 お子さんまたは同居するご家族がPCR検査等を受ける場合
2 お子さんが濃厚接触者に特定された場合
3 お子さんまたは同居するご家族が新型コロナウイルスに感染した場合

よろしくお願いいたします。また,このような事態に陥った場合,両川小学校から保護者への連絡手段はメールとなります。未登録の方は,登録マニュアルにしたがい,確実な登録を重ねてお願いいたします

2021年4月23日(金)
スーパー3年生 リコーダー演奏に挑む

4月23日(金)5時間目,金子楽器の金子様をゲストティーチャーに迎えて,3年生がソプラノリコーダーの勉強をしました。

僕は小学校時代,野球とかサッカーばかりやっていたから,音楽の授業が苦手だった。リコーダーを最初にもったときは,穴がたくさん空いていて「この楽器,壊れてる」と思ったくらいだ。そんな苦手な僕に先生は教えてくれた。「金子くん,運動と音楽は一緒だよ。いい音を出すには,フォーム(姿勢)が大事だから。」僕はね,この言葉に俄然やる気が出たのさ!フォームのポイントはたった3つ。「かかと」「背筋」「目(まっすぐ前)」だよ。

金子様のこの話術で,みるみるうちに3年生のやる気スイッチが入っていきました。どんどん姿勢がよくなり,どんどん演奏にのめり込んでいく様子は,まるでマジックでした。最後は,一人一人が自信をもってリコーダーを演奏する姿に,元気をもらいました。「さすが,スーパー3年生!」とは,金子様の言葉です。大変勉強になりました。金子様,本日は熱いご指導をありがとうございました。

2021年4月22日(木)
重要な連絡です!

新型コロナウイルスの感染状況が深刻になってきました。全国での感染者は1日5,000人を超え,新潟県内でも昨日,48人のピークを記録しました。特別警報発令中の新潟市内では,コロナ感染に伴う学級閉鎖が散見される状況です。

この状況を受けて,昨日,新潟市教育委員会より保護者にあてた文書「新型コロナウイルス感染症対策に関するお願いについて」が発出されました。本日,全児童に配付しましたが,よくお読みいただき,ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

なお,28日(水)の授業参観、PTA総会に関しましては,不測の事態が生じない限り,予定通り実施いたします。ただし,参観にあたっては,次のことの徹底をお願いします。
・事前の検温(37.0℃以上は参観不可)
・マスク着用・消毒・手洗い
・三密回避(人との間隔を2m以上確保)
・私語の禁止

最後に,「安心メール」への登録について再度お願いします。今後,不測の事態が生じた場合,両川小学校から保護者への連絡手段はメールとホームページのみとなります。とりわけ,緊急事態発生時にはメールが最重要です。未登録の方は,登録マニュアルにしたがって,確実な登録をお願いします。

2021年4月21日(水)
交通安全教室で多くのことを学ぶ

4月21日(水)3時間目に交通安全教室を開催しました。1,3年生を対象に,江南区交通安全指導員5名よりご来校いただき,親切丁寧なご指導を賜りました。1年生は,信号機のある横断歩道での渡り方を学びました。右見て,左見て,もう一度右を見てから渡るという動作を,全員が何度も試しました。3年生は,実際の自転車を使って,走り出しから止まるまでの一連の動作を確認しました。特に,交差点で注意するべきことや,何度も後方を確認することは,子どもたちの心にしっかりと刻まれたはずです。次の時間に実施した第1回避難訓練でも,子どもたちに真剣さが持続していたように感じました。1年生も3年生も,自分の命を自分で守るために,今日学んだことを忘れずに行動していきましょう。

末筆となりますが,江南区交通安全指導員の井上様,栗林様,佐藤様,高橋様,中村様,本日はご多用の中ご来校いただき,子どもたちにご指導いただきまして誠にありがとうございました。感謝申し上げます。

2021年4月19日(月)
米作りの始まりです

4月19日(月)今日から5年生の米作りが始まりました。地域の農家の方で,こだわりの米作りに挑戦し続けておられる矢部雅彦様,優子様ご夫妻にゲストティーチャーとしてご来校いただき,約1時間半,たっぷりと教えていただきました。ちなみに矢部ご夫妻は,この3月に卒業した結衣香さんのご両親です。

まずは,教室で米作りについてのレクを受けました。米作りの1年間は,ざっくりと次の段階を踏んでいくのだそうです。
1 田んぼの準備(肥料まき,田おこし,しろかきなど)
2 育苗
3 田植え
4 管理(見廻り,水の調整,除草,虫の駆除など)
5 稲刈り
6 乾燥
7 精米

「米という漢字の成り立ちは88の手間がかかるからだ」と聞いたことがありますが,一つ一つの手順にはたいへんな苦労があり,苦労があるからこそ,大きな喜びがあるのだろうなあとお話をうかがいながら想像しました。「体験しないと学べない」という優子様の言葉が,とても印象に残りました。

その後,場所を玄関前に移して,育苗の第一段階「種まき」を子どもたちみんなで体験しました。へぎという入れ物にまず床土を平らに敷き,その上に種籾を均等に蒔いていきます。最後に覆土をかぶせて出来上がりなのですが,この手間ひとつひとつがとても難しい。子どもたちは互いに助け合いながら奮闘しました。「農家の跡取りだから慣れてます」と,自信をもって誇らしげに作業する子どもの笑顔が眩しかったです。

これらのへぎは,矢部さん宅のビニールハウス内で育苗され,大きく育ったら学校に戻ってくるのだそうです。その日をみんなで楽しみに待ちましょう。矢部雅彦様,優子様,本日はご多用の中,子どもたちに様々なことを教えていただき,ありがとうございました。感謝申し上げます。

2021年4月16日(金)
初めての1週間が終わりました

入学式から1週間,1年生はゆるやかに小学校生活に慣れ,穏やかな週末を迎えました。この間,スクールサポーターの畑野正明様より交通安全のお話を聞いたり,身体計測をしたり,今日は初めての給食(カレーライス)を食べたり‥。もちろん,算数や国語のお勉強も,ゆっくりと始まりました。毎日,元気に明るく登校してくる1年生からは,たくさんのエネルギーをもらっています。1年生をお世話する上級生の姿もきらきら輝いています。土日はおうちでゆっくりと休み,また月曜日から,みんなと一緒に楽しい生活を送っていきましょう。

2021年4月15日(木)
就学援助制度について(お知らせ)

新潟市では,一定の所得基準以下のご家庭に,小学校・中学校・中等教育学校前期課程の就学費用の一部を助成する就学援助制度を設けています。このたび,就学援助制度において令和3年度から所得基準(世帯の合計所得の制限額),支給額・支給費目を別紙の通り変更しました。クリックして文書をよくお読みになり,該当する方は遠慮なくお申し込み下さい。なお,不明な点は教頭まで,電話でお問い合わせ下さい(平日7時45分から18時まで)。

2021年4月13日(火)
地域の誇り 両川の梨づくりを学ぶ

4月13日(火)今日は,4年生が梨の花粉付け体験を行いました。数日間,天候不順が続いていましたが「今日,このタイミングしかない」という判断で,急遽実施しました。昨年度はコロナ禍のために中止しましたが,今年度は感染症予防対策を十分に行い,梨農家の岩崎様から手厚くご協力を賜りながら,最後までやり通すことができました。春らしい晴天の下,子どもたちは生き生きと梨の花に向き合っていました。そして,多くのことを学んだようでした。実りの秋が,今からとても楽しみです。末筆となりますが,岩崎様(ご夫妻)には心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

2021年4月8日(木)
令和3年度 入学式 お祝いのことば

1年生のみなさん,入学おめでとうございます。今日からみなさんは,両川小学校の1年生です。みなさん,とても立派ですね。

私は,校長の中村雅芳といいます。よろしくお願いします。みなさんが入学してくるのを,2年生から6年生のお兄さん・お姉さん,先生方みんなで,とても楽しみに待っていました。今日は,みなさんに会えて,うれしい気持ちでいっぱいです。

さて,今日は,みなさんが,1年生として学校へ登校した最初の日ですから,みなさんが楽しく学校で生活するために,校長先生から3つのお願いをします。

ひとつ目は,「元気にあいさつをしましょう」ということです。「おはようございます」「さようなら」「ありがとう」「ごめんなさい」「はい」と,明るく元気に言えるようになりましょう。明るく元気にあいさつをすると,友だちもたくさんできますよ。

ふたつ目は,「みんなと仲良くお勉強をしましょう」ということです。お兄さん,お姉さんたちをお手本にしながら,友だちと一緒に,楽しく勉強したり,運動したりしていきましょう。

みっつ目は,「交通事故に気をつけましょう」ということです。小学校では,学校に通うとき,道路を歩いたり,バスに乗ったりします。そのとき,自動車や自転車に気をつけて,周りをよく見てからゆっくり動いてください。急に飛び出してはいけません。たったひとつしかない大事な命を大切にしましょう。

そのための交通安全グッズが4点,みなさんに届いています。黄色い交通安全帽,黄色いワッペン,黄色いランドセルカバー,防犯ブザーです。地域の交通安全協会やコミュニティー協議会が,みなさんの入学をお祝いしてくださったものです。明日から早速つけて,安全に学校まで来てください。

さらに,みなさんの入学をお祝いして,お客様が見えています。うれしいですね。ご来賓の森 圭司PTA会長様,本日はご多忙の中,本当にありがとうございます。

ここで,ちょっとおうちの方にお話をするので,1年生のみなさんは,静かに聞いていてください。

さて,保護者の皆さまには,お子様のご入学を心からお祝い申し上げます。新型コロナウィルス感染症の脅威が未だに収まらない中での門出となりましたが,お子様の健康・安全を第一に考え,私たち両川小学校 教職員一同で力を合わせ,真心を込めて,子どもたちの教育にあたってまいります。

子どもは学校という集団の中で,多くの人と出会い,さまざまな課題に直面し,試行錯誤しながら少しずつ成長し,社会性を身に付けていきます。この子どもたちを心健やかに育んでいくには,家庭の協力は不可欠です。加えて,地域の皆様からも温かいお力添えをいただきながら,地域の宝でもある子どもたちを,まっすぐに伸ばしていきたいと考えています。保護者,地域,学校で,手を携えながら,一緒に歩んでまいりましょう。皆様より,ご支援とご協力を賜りますよう,心からお願い申し上げます。

これで,おうちの方へのお話を終わります。

では最後に,みなさんの担任の先生を紹介します。
1年生の担任の先生は,佐々木 美幸(ささき みゆき)先生です。たんぽぽ学級の担任の先生は,伊藤 寛子(いとう ひろこ)先生です。2人とも,とても明るく,元気で,優しい先生です。先生方みんなで力を合わせて,みなさんが楽しく勉強したり,生活したりできるようにしていきます。どうぞ,よろしくお願いします。

1年生のみなさんは,校長先生のお話を,さいごまでしっかり聞けましたね。立派でしたよ。明日もまた,元気に登校してきてください。校長先生は,みなさんが教務室の戸を開けて「おはようございます!」と,元気にあいさつしてくれることを待っています。

           令和3年4月8日  新潟市立両川小学校長 中村 雅芳

2021年4月7日(水)
新しい出会い 新しい始まり

4月7日(水)今日から令和3年度が始まりました。新しい職員も加わり,両川小学校の新しい出発です。地域の皆様,保護者の皆様,これまで同様,両川小学校をご支援ください。よろしくお願いいたします。